いい大学に入り、いい会社に入っても、一生安泰の保証はない。これからの時代は、社会に出た後にどんな努力をするかで将来が決まる。この連載では、「学歴なし、コネなし、カネなし」で世の中を渡り歩いてきた安井元康・経営共創基盤(IGPI)ディレクターが、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談に、本当に役立つ実践的なアドバイスをしていく。
※安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。
経営陣に共感できるか?
大手企業に勤めながら、ベンチャー企業への転職を積極的に考えていらっしゃるとのこと。ご自身のキャリアにとってさらなる成長を求めてベンチャーへ、ということかと察します。
そのような中、「懸けてみるべきベンチャー企業を見るポイント」ということですが、個々人の考え方や、どのステージのベンチャーを考えているのかなどの複合的要因に左右されますので、当然ながら誰にとっても、またはどんな状況でも万能なポイントなるものはありません。
ただ、そうはいっても、やはり大手企業と異なり、ベンチャー企業ならではの特性を考慮し、転職希望者が見るべきポイントはいくつかあります。
まず、これはベンチャー企業にかかわらず、転職する際に当てはまることですが、「勤務する会社としてどうなのか?」という視点と、「転職者たる個人のキャリアや成長という視点から見てどうなのか?」という両方の視点が大切です。以下、一緒に考えていきましょう。
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