孫に「何でも買い与える義母」スルーしていい理由 児童精神科医が子育てに悩む親へ伝えたいこと
「いい子だから、かわいがるのではありません。かわいがるから、いい子になるのです」
「子どもを幸せにするのなんてとても簡単なことですよ。親が笑顔ならそれだけで子どもは幸せなのです。自分が親を幸せにしたと思って自信たっぷりに育っていくのです」
「子どもを幸せにするのなんてとても簡単なことですよ。親が笑顔ならそれだけで子どもは幸せなのです。自分が親を幸せにしたと思って自信たっぷりに育っていくのです」
児童精神科医として40年以上、多くの子と親に接し、惜しまれながら2017年に逝去された佐々木正美先生のメッセージはいまなお、多くの親たちを励ましつづけています。
『この子はこの子のままでいいと思える本』では、佐々木先生が一番伝えたかったことを、親御さんたちの悩み相談に答える形で伝えています。
本稿では同書から一部を抜粋・編集のうえ、お届けします。
悩み1:孫に「何でも買い与える義母」
娘になんでも買い与える義母にイライラしてしまいます
(3才女の子の母)
(3才女の子の母)
先日、わたしは高熱と全身に発疹が出る症状が1週間以上続き、近所のクリニック、皮膚科、総合病院、大学病院と、何度も病院へ通いました。待ち時間の長い通院に3才の娘を伴うことは難しいので、近所に住む義母に預かってもらいました。
何度も快く預かってくれたことには感謝しているのですが、しつけについての考えの違いをあらためて実感し、イライラしました。うちでは与えていないジュースを毎回飲ませる、欲しがるおもちゃをなんでも買い与える……。はたから見ればささいなことだと思うのですが、これからも娘を預けることがあるかもしれません。この先ずっと続いていくのかと思うと憂鬱です。
娘には、おばあちゃんの家と、自分の家では考え方やルールが違うんだということをきちんと伝えていきたいと思っていますが、ほかによい方法があれば教えていただけないでしょうか。
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