時間をムダにしない人がやってる「予定の書き方」 夢をかなえるために「年始の目標」を立てよう

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自分を信用していないから「書く」

●やることは全部書く

放送作家を始めたころ、暇で仕方ありませんでした。週の予定は、火曜日の番組会議だけ。あとは2週間に一度、収録の手伝い。

そんなある日、プロデューサーにこんな言葉をかけられたのです。

「野呂くんは、暇なわけではない。芝居を観る、本を読む、ドラマを観る、テレビを観る。そのすべてが仕事だ」

ハッとしました。そのときから、僕の毎日で「本当に暇な時間」はどこにもなくなりました。

この気づきを忘れないよう、自分に必要なことをすべてスケジュールに記載するようにしたのです。「この時間は、この件について考える」「移動中にこの本を読む」「あの人にメールを書く」「仕事の依頼をする」など、事の大小にかかわらず明確に。

それが今、夢をかなえるための行動につながっています。やりたいことはつねに100個以上ありますが、その一つひとつをGoogleスプレッドシートに記載して、スマホでチェックできるようにしています。そうすることで、つねに自分のやりたいことを把握でき、具体的な行動が促されるのです。

やろうと思っても、人は忘れます。自分を信用してはいけません。

スケジュールにすべてを書き込んでみると、「習慣」だと思っていながらもやり忘れていることが、山のようにあると気づくはずです。

●「10年先」の予定も書く

僕のスケジュールには、来年の夏の予定も、再来年の冬の予定もすでに書いてあります。Googleカレンダーで「毎週月曜のジム」や「友人の誕生日」も繰り返し設定にしているのです。僕のようにズボラな人間には、うってつけの管理方法です。

では、なぜそんなに先までスケジュール管理をすることが必要なのでしょうか。

それは、今の自分ではできないような「大きなやりたいこと」を成し遂げるためです。そのために必要なものに意識を向けていけば、直近のスケジュールもどんどん決まっていきます。

次ページ予定の「目的」も明確にしておく
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