時間をムダにしない人がやってる「予定の書き方」 夢をかなえるために「年始の目標」を立てよう
自分を信用していないから「書く」
放送作家を始めたころ、暇で仕方ありませんでした。週の予定は、火曜日の番組会議だけ。あとは2週間に一度、収録の手伝い。
そんなある日、プロデューサーにこんな言葉をかけられたのです。
「野呂くんは、暇なわけではない。芝居を観る、本を読む、ドラマを観る、テレビを観る。そのすべてが仕事だ」
ハッとしました。そのときから、僕の毎日で「本当に暇な時間」はどこにもなくなりました。
この気づきを忘れないよう、自分に必要なことをすべてスケジュールに記載するようにしたのです。「この時間は、この件について考える」「移動中にこの本を読む」「あの人にメールを書く」「仕事の依頼をする」など、事の大小にかかわらず明確に。
それが今、夢をかなえるための行動につながっています。やりたいことはつねに100個以上ありますが、その一つひとつをGoogleスプレッドシートに記載して、スマホでチェックできるようにしています。そうすることで、つねに自分のやりたいことを把握でき、具体的な行動が促されるのです。
やろうと思っても、人は忘れます。自分を信用してはいけません。
スケジュールにすべてを書き込んでみると、「習慣」だと思っていながらもやり忘れていることが、山のようにあると気づくはずです。
僕のスケジュールには、来年の夏の予定も、再来年の冬の予定もすでに書いてあります。Googleカレンダーで「毎週月曜のジム」や「友人の誕生日」も繰り返し設定にしているのです。僕のようにズボラな人間には、うってつけの管理方法です。
では、なぜそんなに先までスケジュール管理をすることが必要なのでしょうか。
それは、今の自分ではできないような「大きなやりたいこと」を成し遂げるためです。そのために必要なものに意識を向けていけば、直近のスケジュールもどんどん決まっていきます。
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