クリスマス直前!「婚活ツール」の適切な選び方 アプリ・相談所・支援センターそれぞれの特徴

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【マッチングアプリが向いている人】

洋服を購入しに行くとき、店員さんには構ってほしくない、というような自分の価値観を自身で認識している方におすすめです。アプリはこれまでの説明ですでに察した方がいると思いますが、活動の熱量が高い方に有利な媒体です。

気軽に申し込めて、かつ、(もちろん各マッチングアプリにもよりますが)相談所と比べても圧倒的多数のお相手が24時間ネットの向こうに存在し、パートナーを求めて活動しています。それだけに「超肉食系」まではいかなくとも、自ら進んで積極的かつ短期決戦な活動ができる方には大変いい媒体といえます。

一方、のんびりしている方にとっては「逃した魚は大きい」「会いたいと思っていた人が、気がついたら1週間で登録から消えていた」ということが多発しますので、おすすめできません。

何度も繰り返しますが、男女ともに年齢上昇で婚活が厳しくなりますから、マッチングアプリはとくに自立的に活動ができないと時間の無駄となる可能性も高くなりますので、自身の性格に合うかどうか、よく考えたほうがいいでしょう。

また、いくら積極的でも1年たっても決まらない、という方もいらっしゃいます。この場合も実はどちらかというとアプリ婚活が向いていないと言えます。

自力で活動する際の考え方やお相手の選び方に、そもそもの課題があるケースだと思われますので、第三者に客観的に自分の好みの条件や婚活における活動パターンなどを見てもらえるような婚活媒体(自治体センター、相談所、コンシェルジュ付きIT相談所など)も併用することが望ましいでしょう。

③自治体の結婚支援センター

【結婚支援センターの一般的な傾向と課題】

自治体が運営する結婚支援センターは47都道府県のすべてにあるわけではありませんが、30エリア程度に拡大しています。また、自治体の委託を受けた民間事業者が婚活イベントを開催している方法をとるエリアもあります。ただし、いまだ一般的には知名度が低いセンターが多く、また、活動状況や内容がエリアによってかなり違うため、やはり相談所同様に現時点では一括しておすすめします、とまでは言いにくいかもしれません。

すばらしい「地元民サポート力」でコロナ禍でも年間で100件を超えるご成婚を達成している支援センターもあるので、地元によってはかなりのオススメ、というところでしょうか。

また、原則的にはエリアごとの支援事業のため、「他のエリアの方とあえて結婚したい」場合には、避けたほうが良いかもしれません。さらに自治体によっては「地元の男性にパートナーを」といった視点から抜け出せていない仕組みのイベントも少なからずあるようですので、今の20代男女の成婚(年上妻や夫より高学歴の妻が増加傾向にある)には課題があり、しっかりと見極める必要もあるでしょう。

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