「理不尽なPTA運営」にモノ申すときの重要な視点 入会届を出していないのに「自動加入」になったら
要望を伝えるのに適切な相手は?
PTA会長や役員さんではない、いわゆる「ヒラ」の一般会員や、非加入を選択する人が、PTAの改革・適正化を促すときのポイントや注意点をまとめます。具体的に伝えることとしては、たとえば次のような要望が考えられるでしょう。
・入会届の整備/加入意思を確認すること
・入学説明会や入学式のときに「加入は任意である」と説明すること
・個人情報を正しく取り扱うこと/PTAに名簿を無断で使わせないこと
・加入意思の確認をしないまま、会費を徴収、引き落とししないこと
・会員に活動への参加を強制しないこと
・非会員家庭の子どもも含め、その学校に通うすべての子どもを対象に活動すること
伝える相手は、なるべく校長先生がいいかと思います。会長さんでもよいですが、保護者なので、任意団体の運営について正しい知識を持たない人もときどきいますし、保護者同士でぶつかることは、なるべく避けたいものです。そもそも、連絡先を公表していないPTAも多いので、会長や役員さんに直接連絡をとることは難しいかもしれません。
とくに、子どもが入学したばかりで入会届を出していない(配られていない)人は、校長先生に伝えるのが妥当でしょう。まだPTA会員ではないと考えられるからです。もし入会届を出していないのに会員として扱われているなら、それは校長先生が、学校が持つ名簿(個人情報)を無断でPTAに使わせている、またはPTAの使用を黙認しているためであり、つまり校長の不適切な行為(自治体の個人情報保護条例に反する)が原因です。
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