「理不尽なPTA運営」にモノ申すときの重要な視点 入会届を出していないのに「自動加入」になったら

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伝える方法は文書か、文書と対面の併用がおすすめです。一度くらいは直接話したほうが、誤解が生じにくく、話がスムーズになるのではないかと思いますが、ケースバイケースで対応を。

このとき校長先生に、各地の教育委員会やPTAの連合組織である「P連」が出した通知や手引きを見てもらうと、より話が通じやすくなるかもしれません。読んでおしまい、ということにされないよう、なるべく文書で回答を求め、ある程度余裕のある期限を添えましょう。

伝える相手は、教頭先生でもよいのですが、最終的な判断をできるのは校長先生なので、最初から校長先生と話すほうが、おそらく早いかと思います。

なお、自動強制加入のPTAで「そもそもPTAに入っていない」と伝えるときは、退会届を出さないでください。以前ある裁判で、保護者が退会届を提出したことが「PTAに入っていた」と認定される根拠の1つとされてしまったからです。

やりときするときは喧嘩腰で挑まない

1点、筆者からのお願いですが、会長・役員さんや管理職の先生とやりとりするときは、どうか、喧嘩腰で挑まないでもらえたらと思います。一般社会の常識からすると「なんじゃこりゃ!?」と思うようなことでも、PTAや学校では「当たり前」のこととして、何十年も引き継がれてきたことだったりするので、現任の役員さんや先生だけを責めるのは、気の毒なところがあります。

それに、改革・改善途上のPTAも意外と多いのです。なるべく淡々と問題を指摘して、あとの判断は相手に委ねる、というくらいがよいのではないかな、と思います。

PTAの改革・適正化はいつ促してもかまいません。ただし、子どもが入学したばかりで、まだPTAに入っていない(入会届を出していない)ときと、すでにPTA会員として会費を納めたり活動したりしてきた場合とで、できることは異なるので、以下、シチュエーションごとに考えていきたいと思います。

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