なぜ総菜盛り付けに特化?専用ロボ開発の舞台裏 働き手いない問題にロボ開発で挑むエンジニア

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盛り付け用人型協働ロボット『Foodly』。『Foodly』の開発に初期から携わってきたエンジニアの野村弘行さんに、弁当盛り付けロボ開発に懸ける思いを聞いた(写真:エンジニアtype編集部)
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人とロボットが並んでお弁当の盛り付け作業を行っている食品工場がある。
ラインに流れてくる唐揚げをなめらかな動作でつかみ、弁当箱へと移しているのは、盛り付け用人型協働ロボット『Foodly(フードリー)』だ。
人の仕事を丸ごとロボットに渡すのではなく、「人とロボットが隣で一緒に働く」ことにこだわって開発された『Foodly』。このロボットを生み出したのは、各種サービスロボの開発を手掛ける株式会社アールティだ。
同社で『Foodly』の開発に初期から携わってきたエンジニアの野村弘行さんに、弁当盛り付けロボ開発に懸ける思いを聞いた。

人と働き成長するロボで課題解決に挑む

──野村さんは以前、業務用センサーの組み込み開発を行っていたとのこと。なぜ、そこからロボット開発の道に進んだのでしょうか?

もともと機械いじりが好きだったので、前職にいたころから趣味でロボット開発はやっていたんですよ。それで、ロボ開発の競技会や催事があれば、自主的に手伝いなんかもしていたんです。

野村さんが趣味で制作したロボットたち(写真:エンジニアtype編集部)

学生時代は「ロボット開発の道に進んでも食べていけるかわからない」という不安があったので、趣味は趣味と割り切り、就職活動では業務用センサーメーカーに進むことにしました。

本記事は『エンジニアtype』(運営:キャリアデザインセンター)からの提供記事です。元記事はこちら

でも、30代半ばになりマネジャーの業務を打診されるようになったころ、「もうしばらく、現場でものづくりに携わっていたい」という思いが出てきたんです。

そんなとき、ロボットのイベントで知り合ったアールティの方から「一緒にやらないか」と声を掛けてもらって。その縁をきっかけに、『Foodly』の開発に携わることになりました。

株式会社アールティ 野村弘行さん/業務用センサーメーカーで組み込み機器のソフトウェア開発を担当する傍ら、趣味でロボットを製作し、競技会や催事の運営にも携わる。2017年にアールティへ入社。人型盛り付けロボット『Foodly』の開発に初期段階から従事。リーダーとしてソフトウエア全体設計をみている(写真:エンジニアtype編集部)

──あらゆるロボットがある中で、『Foodly』の開発に携わろうと思った決め手は何だったのですか?

『Foodly』が世の中にとって必要で、開発そのものも自分にとってチャレンジングだと感じたからです。

今、食品工場の労働力不足は皆さんが想像するよりはるかに深刻です。特に地方では、そもそも働き手が少ないため、報酬を高めに設定しても定員割れしてしまうところがあると聞きます。しかも、このコロナ禍で外国人労働者の多くが帰国を余儀なくされるなど、新たな問題も生まれているようです。

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