早期退職よりFIRE"クビ"が怖い人に伝えたい事 目指したい将来に現状を変えていくことが重要

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今回は、最近何かと話題のFIREや45歳定年に戸惑う30代会社員のお悩みです(写真:CORA/PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

最近、FIREとか、45歳定年とか、いろいろと言われていますが、一個人として、どうしたらよいかわかりません。私を含め一般の会社員にとっては、いきなり自分の人生を自分で決めろと言われても、「聞いてないよ~」という状態だと思います。
とはいえ、そういったことが理想論であることも、またそもそも論として、定年まで同じ会社に勤務することがほぼ不可能であることもわかります。わかるのですが、では、個人としてどう対策をとればいいか知りたいです。
小生は30代中頃で、大学卒業後、それなりの大企業に勤務し、正直、会社以外の世界を知りません。今さらキャリアチェンジといわれても、何を目指し、何をすべきかの実感が、ギャグじゃないですが仕事をFIRE(クビ)されないようにする以外湧きません。アイデアとなるような考え方を教えてください。
IT(会社員)

将来を描けない現状に問題アリ

「描けない将来」ではなく、「将来を描けない現状」に問題があると認識し、人生設計や人生における決断を世間という外野に委ねないこと。これにつきます。将来は現状の積み重ねですから、目指したい将来があるのなら、それに合わせて現状を変えていく必要があります。

将来への備えというと、現状とまったく関係のない分野に飛びつく人がいますが、それで現状の延長線上以外の将来を簡単に構築できるほど、人生は甘くありません。

将来が不安だからと、現在の仕事と関係のない資格取得にお金を投じたり、副業と称して関係のない分野で仕事を開始したり、ということです。こういったケースはほとんどが、単なる自己満足や時間の切り売りとなってしまい、ご自身の将来を大きく変えるきっかけにはなりえません。

この場合の考え方としては、「現状のままでは不安だし、将来像が描けない」→「だから現状以外のことに活路を見出そうとする」ということになると思われます。

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しかし、こうした考え方をしても、大半は中途半端で終わってしまいます。なぜなら、こうした考え方が現状を大きく変えることはなく、ちょっとした軌道修正で将来を変えようとする試みだからです。

根本というか、幹の部分を変えず、枝葉だけちょっと変えたところで、本質は変わらないのです。本当に将来が不安なら、現状を大きく変えるところから始めないといけません。

次ページなぜ将来が不安なのか。その理由は――
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