在宅で働く人が知らないと損する労務管理のツボ 中抜け時間、電気代負担、人事評価はどう扱う?

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(漫画:ひかノ光、©ソシム)

 

テレワークの労務管理3つのポイント
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1.仕事を抜けて歯医者に行ってもいい?
2.テレワークの電気代は社員が負担するの?
3.出社=仕事じゃない!テレワークでの適切な評価とは?
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「中抜け時間」をどう扱うか

1.仕事を抜けて歯医者に行ってもいい?

安田美咲(以下、安田):うちの会社も、遅ればせながらテレワークが導入されることになりました!せっかくテレワークになるなら、勤務時間も自由にできたほうがいいですよね。たとえば仕事の合間に歯医者に行くのはありですか?

佐藤麻衣子(以下、まいこ先生):勤務中に仕事から離れる時間を「中抜け時間」というわ。法令上、会社としては把握して対応するもよし、把握せずに労働時間として取り扱ってもいいとされているの。とはいえ、基本的には働いていない時間には給与を払わないという「ノーワークノーペイ」の考え方に基づいてルールを決める会社が多いと思う。

具体的には「休憩時間として取り扱って、その分終業時刻を繰り下げる」「時間単位の年次有給休暇として取り扱う」といった対応が想定されるわ。

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