在宅仕事が「はかどる机」「ダメな机」決定的な差 気がついたら違うことをしている人は要注意
テレワークが浸透し、「自宅で仕事」は当たり前になった。だが、20分パソコンに向き合っていたと思えば、手元のスマホをいじったり、漫画本を読んでしまっている。そんな人は多いはずだ。「すぐに集中できる部屋が自宅にあればいいのに」。そんな悩みに応えるメソッドを提唱するのが東大卒整理収納アドバイザーの米田まりな氏だ。
ビジネスパーソンや主婦などをコンサルティングしてきた米田氏は「片づけで大事なのは精神論ではなく、機械的なスキル。モノをコントロールすることで集中できる環境はつくれる」と述べる。最新刊『集中できないのは、部屋のせい。東大卒「収納コンサルタント」が開発! 科学的片づけメソッド37』 上梓した米田氏が、自宅での仕事・勉強がはかどるデスクの整理術を紹介する。
未完了のタスクが「脳のCPU」を蝕む
集中して仕事・勉強をするつもりが、友人にメールをしたり、爪を切ったり、ペンを整理したり……なんて経験はないでしょうか?作業に没頭していても、 「あ、これもやらなくては!」と別のタスクが頭をよぎると、集中力が一気に途切れます。
一度気が散ると、 「集中しなきゃ!」といくら思っても、別のタスクが気になってしまうでしょう。そこで、別のタスクが頭をよぎらないように環境を整備していきましょう。
『はじめてのGTDストレスフリーの整理術』(デビッド・アレン著、田口元監修、二見書房)という本では、膨大なプロジェクトも小さく区切り、正しい優先順位で一つひとつやりきる方法(Getting Things Done、略してGTD)について解説しています。その中から部屋の片づけにも関連するいくつかのキーワードを引用しましょう。
“やらなければならないさまざまなことが、漫然と頭を占有し続けている。これこそが、時間とエネルギーを最も消費しているものの正体だ”──ケリー・グリーソン
“頭の中にある未完了のタスクは良心を苦しめ、エネルギーを消耗させる”──ブラーマ・クマリス
“意味が異なるものが同じ場所に積み上げられていると、その中身が何であるかを見るたびに考えなくてはいけない。それにうんざりしてあなたの頭はそれについて考えなくなってしまう“──デビッド・アレン
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