在宅仕事が「はかどる机」「ダメな机」決定的な差 気がついたら違うことをしている人は要注意

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GTDの基本ルールは、仕事もプライベートも、すべてのタスクを細分化し、1箇所のリストに集約させ、毎日リストを消化・更新していきます。一度リストに書きさえすれば、実際に手をつけるまで忘れてもOKです。頭の中は、つねに「進行中の1つのタスク」にだけ集中するのです。

私たちの日常は、「未完了のタスク」との戦いです。溜まった洗濯物、返信していない同窓会の案内状、挫折した資格の参考書、子どもの入塾パンフレット……。「やりかけの何か」を思い出すたびに、あなたの「脳のCPU」は、蝕まれていきます。なので、手っ取り早く集中したいのなら、メモ用紙に、やらなきゃいけないことを書き出しましょう。そして、机の上のものを全部袋などに入れて、片づけてください。

これで未完了なタスクやモノが視界から消えます。適切な保管場所とスマホのリマインダー機能があれば、いったん視界から消してしまってOKです。これだけなら時間にしてわずか1分です。まずは、「1分」で目の前のタスクだけに集中できる環境を構築しましょう。

写真で「邪魔なモノ」を客観視する

生活のなかで感じる小さなストレスは、自分ではなかなか気づかないもの。たとえば、玄関に段ボール箱が置いてあったとします。それを「つらい」とは感じなくても、いちいち「ヨイショ」と避けて通るムダが発生しています。無意識のうちにストレスになっている「邪魔なモノ」は、その都度取り除いておきたいものです。

そこでまずやってほしいのが、「写真を撮ること」です。辛口な友人や、整理収納アドバイザーを家に招くというのもいい方法ですが、もっと手軽に、写真で自分の部屋を客観視しましょう。

やり方は簡単。デスクの上や部屋の写真をひたすら撮るだけです。 未完了のタスクやモノを片づけてしまうのは、最初はちょっと抵抗があるもの。でも、メモ用紙やリマインドツールに書き出して、タスクを一元管理しておけば、モノ自体は片づけても記録として残るので安心です。

ポイントは、デスクの上や部屋全体を景色として撮るのではなく、一つひとつのアイテムがしっかり写るくらいの距離で撮影すること。引き出しや棚の扉は開けた状態で撮影します。

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