在宅仕事が「はかどる机」「ダメな机」決定的な差 気がついたら違うことをしている人は要注意

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1日のなかで過ごす時間が長い場所が整理されていないと、効率の悪い状態で作業をすることになります。当然、生産性はダダ下がりです。勉強机やリビングテーブルなど滞在時間の長い場所にチェックが多くついた人は、早急に片づけに取り掛かってください。

理想的なデスクとはどんな状態か

下の写真は、悪い例です。今日使うモノも、使わないモノも、ゴミも混ざったカオス状態で、必要なモノを探す手間がかかる効率の悪い状態です。

(写真:筆者提供)

とくに、「複数のカテゴリのモノが同一の空間にある」という点が、生産性をガクッと下げます。複数のモノのうちから、その都度必要なモノを探すために、目と神経を使っています。これでは、1日に何度も「ウォーリーをさがせ!」をやっているようなものです。

上の写真も、悪い例です。最初の写真よりは、ゴミが取り除かれ、作業に関連するカテゴリに絞られて、「良い状態」のように見えます。しかし、そもそもデスクの上はモノを置く場所ではなく、作業をするスペースです。巨大なデスクならともかく、モノを置けば置くほどデスクは狭くなります。この場合、本や文房具も不要です。デスクの上を一度ゼロにしてみましょう。 

上の写真が、文字通り、モノの数がゼロの状態です。集中する理想の環境は、机上のモノがゼロであること「定位置がデスクの上」というモノは極力なくしましょう。

データとは異なり、モノには使用ログを正確に残せません。そのため、余計なモノの存在を見逃す可能性があります。 客観的に「使った・使っていない」を判断しやすくするために、片づけに着手する前にまず写真を撮る。そして、写真を見ながら「このゴミは捨てよう」「これは使ってないから処分しよう」などと判断しましょう。

米田 まりな 整理収納アドバイザー1級

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こめだ まりな / Marina Komeda

2014年に東京大学経済学部卒業後、住友商事に入社し、Eコマース領域の事業投資を担当する。2017年より株式会社サマリーに出向、資金調達とデータ解析を主に担当している。2020年4月から一橋大学修士課程(金融財務専攻)に入学予定。脚本家の祖父・研究者の父の影響を受け、茨城県・宮城県でモノに囲まれた幼少期を過ごす。都市・地方の住宅状況格差に関する自身の経験や、100万人の"モノデータ"を扱う企業サマリーで行ってきた消費者調査結果を元に、「捨てないお片づけ」を提唱。作家・デザイナー・起業家など、"モノを愛してやまない人"を対象に、片づけの活動を行っている。

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