(第48回)【2011年度新卒採用戦線総括】面接に至る採用フローの変化を探る

(第48回)【2011年度新卒採用戦線総括】面接に至る採用フローの変化を探る

HRプロ株式会社
 今回から、2011年度採用戦線を学生と企業からのアンケート調査を基に具体的に検証してみたい。まずは学生の動きから見てみたい。調査主体は楽天株式会社が運営する「みんなの就職活動日記」。HRプロ株式会社が企画協力し、WEBアンケート調査によって2010年4月22日~5月6日にかけて2160人から回答を得たものである。

●例年より掲載企業が3割程度減ってスタートした2011年度の就職ナビ

 2011年度新卒採用戦線を総括する前に、2009年度新卒採用、2010年度新卒採用を整理しておこう。2009年度新卒採用では「内定切り」が話題になったが、「大学生等の卒業者の就職状況調査」(文部科学省・厚生労働省)によれば95.7%が就職しており、2008年度新卒採用の96.9%からさほどの変化はなかった。大部分の学生は、以前と同じような就活を行い、ほとんどの学生が就職することができた。

 2010年度新卒採用で空気は悪化する。2010年4月に発表された「大卒求人倍率」(リクルートワークス研究所)は1.62と予想より良い数字だったが、内定率はなかなか上がらず、2010年2月1日付でも80%だった。最終的な4月1日付の数字は91.8%。これまでで2番目に悪い数字だった。

 2011年度採用戦線は最初から異変が起きていた。10月1日オープンの主要就職ナビを調べてみると、10月末段階で掲載企業は約5000社、エントリー受け付け企業は4000社のオーダーだった。オープンから1カ月が経過してこの数字は、例年に比べると異様に少ない。これまでこの時期の掲載企業は7000~8000社くらいだったから、3割程度減った。
 学生も先輩が就活に苦労する姿を目の当たりにしており、合同説明会は例年にない込みようだった。
 では実際に学生はどのように活動したのかを数字で見てみよう。

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