今年からスタートした「ヤマエ久野九州アジアプロ野球リーグ」は、独立リーグ、そして日本の野球界に大きな波紋を広げている。母体が社会人野球「熊本ゴールデンラークス」だったとはいえ、「火の国サラマンダーズ」は、先行する四国アイランドリーグplusのチームやソフトバンク3軍と互角以上の勝負を演じ、相手チームから「強い」と言う声が上がっているのだ。
また、独立リーグ初のドラフト1位指名があるのではないかと言われる火の国サラマンダーズの石森大誠には、多くのNPB球団のスカウトが群がるなど、これまでにない景色が見えてきている。
そもそも、コロナ禍で独立リーグ球団はドミノ倒しで潰れていくのではと危惧される中、2シーズンが経過してIPBL(日本独立リーグ野球機構)傘下で潰れた球団は皆無。
もともと観客動員に頼らないビジネスモデルで、損益分岐点が低かったうえに、球団経営者が思い切ったコストカットを断行。何とか生き延びたのだ。
コロナ禍でも独立リーグに「追い風」
コロナ禍で、活動が休止状態になった大学野球や、親会社の経営不振が目立つ社会人野球を選択せずに、独立リーグに優秀な人材が流れてきている。
「ルートインBCリーグ」から分離独立した「日本海オセアンリーグ」も新しい展開を打ち出しているし、いろんな意味で、独立リーグには「風が吹いている」という印象だ。ホリエモンの参入によって、追い風はさらに強まるのではないか。
10月30日と11月3日に球団のトライアウト。
12月までに監督、コーチ決定。
1月に北九州市出身のバンド「175R(イナゴライダー)」による球団テーマソングを公開。
来年2月のキャンプ、3月の開幕を目指す。
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