「疲れが取れない人」が知らない脳疲労の正体 精神科医の僧侶が教える「心を整える」技術

心が疲れていることに気づけない現代人
『モンク思考』にはスマートフォンの弊害が書かれていますが、世界が急速に変化し、情報が増えすぎた現代には、自分の心や体が疲労していることさえわからなくなっている方が、かなりいらっしゃいます。

アウェアネスの低下と言いますが、心のあり方、ストレスに気づく能力が低下してしまい、体に症状が出て、それが慢性的になってから、ようやく「自分は疲れているかもしれない」と感じるのです。
頭痛やお腹の不調が続いたり、めまい、生理周期の乱れなど、いろいろな体の症状に悩まされますが、検査を受けても異常が見つからない。
これを自律神経失調症と総称していますが、要するに、人間の体の組織などの器質的な異常ではなく、機能的な異常が起きているということです。そして、機能的な異常の背景には、必ずストレスがあるというのが心療内科の大原則です。
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