サイボーグ化で「究極の愛」貫く科学者の思考回路 ネオヒューマンが示す「万物を支配する愛の力」

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愛を貫くため、自らをサイボーグ化したピーター・スコット‐モーガン博士。彼の思考と哲学は、どのようなものなのでしょうか(画像:metamorworks/PIXTA)
イギリスのロボット科学者であるピーター・スコット-モーガン博士は、全身の筋肉が動かなくなる難病ALSで余命2年を宣告されたことを機に、人類で初めて「AIと融合」し、サイボーグとして生きる未来を選んだ(詳しくは「人類初『AIと融合』した61歳科学者の壮絶な人生」参照)。
「これは僕にとって実地で研究を行う、またとない機会でもあるのです」
彼はなぜ、そんな決断ができたのか。ピーター博士が自らの挑戦の記録として著わし、発売直後から世界で話題騒然の『NEO HUMAN ネオ・ヒューマン――究極の自由を得る未来』がついに日本でも刊行された。
本書を「ここから先100年の、人類にとっての1つの教科書になる」と語るのが、Kakedasを創業、CEOを務める渋川駿伍氏だ。なぜ「人類にとっての教科書」と言えるのか、解説してもらった。

万物を支配するエネルギーとしての愛

『ネオ・ヒューマン』は、「愛」という大きなテーマが1つの柱になっています。ピーター・スコット-モーガンさんは、真に重要な宇宙の法則は3つしかないと述べ、こう書いています。

1.科学こそ、魔法への唯一の道である。
2.人類が偉大なのは、ルールをぶっ壊す存在だから。
3.愛は――最終的に――すべてに勝つ。
(『ネオ・ヒューマン』より)

この法則に沿って、本書は3つのパートに分かれていますが、いちばん共感したのが、愛の部分でした。

『NEO HUMAN ネオ・ヒューマン――究極の自由を得る未来』(画像をクリックすると、特設サイトにジャンプします)

連想したのは、クリストファー・ノーラン監督の映画『インターステラー』です。世紀末で荒廃した地球から、人間の住める惑星を探しに行くというストーリーですが、最先端の宇宙物理学や量子力学の知識をもとに、ブラックホールを映像化したことで大きな話題を呼びました。

人間が感知できるのは4次元空間までと言われていますが、物理的には11次元まで存在しているとされています。でも、その構成要素が何なのかはわからない。ノーラン監督は、そこに対する回答として、愛というものを別次元のエネルギーの1つと解釈したのです。

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