サイボーグ化で「究極の愛」貫く科学者の思考回路 ネオヒューマンが示す「万物を支配する愛の力」
万物を支配するエネルギーとしての愛
『ネオ・ヒューマン』は、「愛」という大きなテーマが1つの柱になっています。ピーター・スコット-モーガンさんは、真に重要な宇宙の法則は3つしかないと述べ、こう書いています。
この法則に沿って、本書は3つのパートに分かれていますが、いちばん共感したのが、愛の部分でした。
連想したのは、クリストファー・ノーラン監督の映画『インターステラー』です。世紀末で荒廃した地球から、人間の住める惑星を探しに行くというストーリーですが、最先端の宇宙物理学や量子力学の知識をもとに、ブラックホールを映像化したことで大きな話題を呼びました。
人間が感知できるのは4次元空間までと言われていますが、物理的には11次元まで存在しているとされています。でも、その構成要素が何なのかはわからない。ノーラン監督は、そこに対する回答として、愛というものを別次元のエネルギーの1つと解釈したのです。



















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