世界初「サイボーグ化した男」に日本人が学ぶこと 危機を乗り越える「ネオヒューマン」の希望の力
世界で初めてサイボーグになった男
世界で初めてサイボーグになった人の名前を知っているだろうか。
ピーター・スコット-モーガン。彼はロボット工学博士であり、世界的なコンサルティングファームADLで組織マネジメントをテーマに活躍した人物だ。しかし2017年にALS(手足や喉といった筋肉を動かすことができなくなる難病)と診断され、余命2年と宣告された。
彼は絶望的な状況を、むしろチャンスと捉えた。物理的な世界ではなく、デジタル空間の中で「生きる」ことを彼は選択。体を動かさなくとも、思考とテクノロジーによって「ピーター2.0」として生活することを目指した。彼がサイボーグ化を進めた背景と、そこで積み重ねた思考をまとめた新著が『ネオ・ヒューマン』だ。
コロナ禍において、個人と社会がアップデートを迫られている。過酷な状況に追い込まれた1人のビジネスマンが、テクノロジーを用い希望をもって人生を切り開く姿を描いた本著は、今を生きるすべての人にとって必読だ。



















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