東大教授が教える「世界が求める頭の良さ」の定義 ネオヒューマンが示す「汎用的」な問題解決力
「ピーター2.0」は生き切りたい人への福音
『ネオ・ヒューマン』の著者、ピーター・スコット-モーガンさんは、自らを「サイボーグ化」して、幸せに生き続けようとしています。彼の挑戦に賛成か反対かで言えば、僕は賛成です。
これは、人間の意志なんですよね。こういうふうに生きたいという人がいてもいいし、そこまでして生きたくないと思う人がいてもいい。
彼は、生きたかった。そして、全身の筋肉が動かなくなる中でも、今と同じように幸せに生き続けたいと考えたわけです。
そのためには、今後、センサーを作り、それを脳の中の回路にどう組み込んでいくかというところまで踏み込まなければなりません。おそらく、そこまで実験しようというのが彼の計画なのではないでしょうか。
彼の生き方は、この分野での知見を大きく広げ、技術を進展させるドライビング・フォースにもなります。今後、彼のように生きたい人、本当に生きたいのに生き切ることができない人への技術の提供につながれば、大きな福音となるでしょう。
なにより、これだけのことをまっとうするピーターさんの力が素晴らしい。ものすごく前向きです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら