ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」 ALSになったら僕も「ネオヒューマン」をマネる
技術が進化したとき、人類はどう受け止めるか
『ネオ・ヒューマン』によって、「自分も病気だけど、ピーターさんみたいに生きていけばいいんだ」と考えられる人が出てくると思います。
僕もいつALSになるかわかりません。ALS以外にも、これはもう治らない、死に向かっていくしかないという病気やケガはたくさんあると思います。そんなとき「あれ? 死ぬだけじゃないじゃん」という実例があれば、将来的に助かる人がたくさん出てきますし、結果的に世の中が良くなると思います。
例えば、心臓移植をする人は世界中にいますが、人工心肺装置がもっと手軽で、ポータブルで、安いものになれば、「別に心臓を移植しなくていいよね」ということになると思うんです。
体にとりつける機械の性能が上がれば、人の価値観も変わっていく。今は人工心肺装置をつけたら、病院で寝たきりになってしまいますが、そうでなくなったとき、人類がどう受け止めるかということです。
ピーターさんの場合は、ALSによって、生き残るには健康な体も切らざるを得ないというところにいます。いまは「健康なら体を切る必要はない」というのが一般的な考え方ですが、これはいずれ変わってくるでしょう。
アンジェリーナ・ジョリーさんが、遺伝的に乳がんになる確率が高いという理由で乳房を切除しましたが、それと同じように、心臓の欠陥を抱えているから、あらかじめ人工心肺にするという人も出てくるでしょう。
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