ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」 ALSになったら僕も「ネオヒューマン」をマネる
肉体を、人工のものに置き換えていくということに対して、抵抗感があったとしても、そこは「慣れ」です。
僕は、足が動かなくなったときに、重い足をぶら下げた状態にするか、それを切って身軽になるかなら、後者を選ぶタイプです。
もちろん、切ることを嫌がる人の感覚もわかります。でも、最初はそうであっても、足を切る派の人が大勢になると、そっちが普通になると思うんです。ですから、サイボーグ化手術を当たり前にするためのきっかけとして、ピーターさんのような方が必要なんじゃないかなと思います。
今の時点でも、目の悪い人が、プラスチックとガラスでできたものを1日中、ずっと顔に乗せて生活していますよね。メガネをかけたことのない人からすれば、「邪魔じゃないの?」「重くないの?」と不思議に思うわけです。同じく、ガラスの板を、コンタクトレンズとして目の中に入れている人もいますが、みんな当たり前のこととして受け止めています。
目が悪い人というのは、今は、それだけでは障害者とは扱われませんが、狩猟生活の時代は、近視で遠くが見えなければ、飢え死にするしかなかったと思います。目が悪いということが、死ぬほどの病だったわけです。
むし歯もです。動物は、むし歯になると大抵、死んでしまいます。同じように、過去の人類もそうだったと思いますが、今、むし歯で死ぬ人なんてほぼいません。
ALSやいろんな病気も、「こうなると死ぬしかないよね」というところで諦めていたところ、「こうすれば生き残れる」という切り替えのタイミングが、今まさに来ている。そこに現れたのがピーターさんなんだと思います。
制約になるなら人間の肉体はいらない?
生命体は、究極的に突き詰めると、肉体というものがマイナスになるんですよね。
例えば、戦闘機は、人間のせいでG(加速度)の上限が決まってしまっています。機能としては、もっと加速度が出せるけど、肉体が耐えられないわけです。でも、宇宙で何万光年もの移動をしたいということになれば、今以上に加速する必要があるわけですから、むしろ、人間の肉体は邪魔だよねということになります。
ドローンも、本当に小さいものが低コストでできますが、そこに人間が乗るとなると、何メートルものサイズにしなければなりません。
よく、SFの世界で、宇宙人がUFOでやってくるという設定がありますよね。でも僕は、UFOでほかの星に来るぐらいの技術力があるならば、ドローンカメラと電波なんかでコミュニケーションを取ろうとするはずだから、生身の宇宙人は地球には来ないだろうという仮説をとっているんですよ(笑)。
ピーターさんも、それと似た感覚で、コミュニケーションができるなら生身の肉体はいらない、というところだと思います。今後どんどん、人類にとって、「肉体はいらない」ということが進んでいくんじゃないかと思いますけどね。
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