五輪に来た外国人がコンビニで「ハマったもの」

取材の合間にさまざまなものに助けられた

私のお気に入りの革新的なコンビニ商品はどれもシンプルだ。例えば、セブン-イレブンで購入したアメリカンドッグだ。ソースの小袋がついてきたのだが、一度つまんだだけで、まるでシンクロしている水泳選手かのようにケチャップと粒マスタードが注ぎ口から同時に出てくるようデザインされていた。

一方で、いくつかの商品はイケアの机のように、より多くの組み立てが必要だった。冷たい蕎麦は、お互いにくっついていて、おいしそうではない、ふにゃふにゃした煉瓦のような見た目だった。しかしながら、麺つゆ、ネギ、わさび、大根おろし、とろとろの卵など、たくさんのプラスチック包装された付け合わせと共に食べてみると、案外おいしく感じられた。

みんな大好きコンビニの「問題点」

コンビニ体験は精神的に不調な時でも元気づけてくれるということを今一度強調しておきたい。だがまず、こういった類の究極的な便利さは、驚くほどの量のプラスチック包装を使用している。

また、店員たちは日本の新型コロナウイルス感染症との終わらない戦いの最前線にいるという事実を無視することはできない。私たちの国では、接客をしている人は、ほかの店内に入ることは危険すぎると考えられているくらいだ。それにもかかわらず、コンビニエンスストアの店員は、日本でも最低ランクの給料しか支払われていない。

ホワイトローは言う。「パンデミックによる、ちょっとした恩恵は、非常に頼りにされていても、当たり前のものであると思われがちであるコンビニエンスストアなどのビジネスにいい影響があったことだ」。

私のコンビニエンスストアへの依存は初期に始まった。東京まで14時間、飛行機に乗った後、コロナウイルスの検査のために空港で7時間を過ごした。ホテルに着いたのは24時近くだった。最後に眠った時間から30時間が経っていた。最後に食事した時間からは12時間程経っていた。

そんな私を救ってくれたのは、容器に入った冷たいローソンの砂肝である。ガソリンスタンドで売っているビーフジャーキーのようにコショウがピリッとしていて、ほんのりにんにくがきいて甘く、触感もよかった。ビールをすすりながら食べ進めていると、まるで瞑想をしているかのように感じた。私はホテルに備え付けのパジャマをするりと着て、ふわふわしながら安らかに眠りについた。

最大の新発見はローソンのスナックコーナーにある酢で味付けされたゲゾだ。塩と酢味のポテトチップス(私のお気に入りだ)に似た味をしているのだが、噛み応えがある。

すでに私はこれらを備蓄している。帰国時の飛行機用に、もう1袋買うべきか悩んでいるところだ。

執筆:Andrew Keh記者

(C)2021 Thew New York Times News Services 

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