五輪に来た外国人がコンビニで「ハマったもの」 取材の合間にさまざまなものに助けられた

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その通りだ。ここに私の最低限、あるいはそれ以上の満足度を満たしてくれた、コンビニエンスストアの棚から手に入れた商品の一部が書かれたリストには、以下の食べ物が載っている。

半熟のゆで卵、麻婆豆腐(辛い中華料理の定番)、フライドポテト、冷たいコーンスープ(ストローを使って飲んだ)、不自然な形をした、怪しいほどジューシーな薄いフライドチキン、ルーローファン(台湾の蒸した豚肉飯)、沖縄風の豚の耳、冷ややっこ(冷たい豆腐の小皿)、そぼろ丼(牛ひき肉と卵がご飯の上にのった丼)、スパイシーな軟骨の焼き鳥、ツナサラダのサンドウィッチ、卵サラダのサンドウィッチ、とんかつ(パン粉をまぶした豚肉のカツレツ、そのときはパスタがサイドについていた)、厚切りサーモン。

(写真:Andrew Keh/The New York Times)

同様に重要なこととして、サヴァスが述べたように、コンビニはどこにでもあるということだ。プレスセンターまで私が10分歩けば、3軒のコンビニエンスストアに出くわす。それらの店に私が誘惑されなかった日はほとんどない。

朝早くから東京のじりじりする太陽にさらされた後、ファミリーマートで日焼け止めを手にした。お手洗いにペーパータオルが置かれていないことが多いことに気付いてすぐ、ローソンでハンカチを購入した。そして私がもし首相とのインタビューを取り付けることがあれば、道路の向こう側のセブン-イレブンに駆け込み、ワイシャツとネクタイを買ってこられるだろうという確信を持っている。

オリンピック期間中の「楽しみ」

「コンビニで以前、下着を買ったこともあるよ」。マイク・マーキーはそう言った。黒部市でウェブプログラマーとして働く、もう1人のコンビニ・ボーイである。

教えてくれてありがたい。しかし、私が主に心配しているのは食べ物のことだ。

オリンピック期間中は厳しいスケジュールではあるが、通常、その合間に楽しみもあるものだ。2016年のブラジルでは、私は夜間の勤務時間を、リオ・デ・ジャネイロ周辺のたくさんのボテコ(食べ物の安い落ち着いた居酒屋)に設定した。働きながら同時に小皿料理の食べたいものリストをチェックしていった。韓国では、凝った料理をレポート課題の合間に詰め込んだが、少しやり過ぎたかもしれない。

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