「30代年収別」で見る仕事とプライベートのリアル 300万、600万、900万…異なるライフスタイル

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企業や業界によって年収の水準が異なりますが、ライフスタイルにも差がみられます (イラスト:UKI)

年収。これほど人に聞きづらい、でも知っておきたい社会のリアルはありません。年収があればあるだけ越したことはない……と思いはしますが、地主にでも生まれない限り、年収アップは労働量や、責任の範囲が増えることを意味します。

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とはいえ、年収は新卒時点での経済状況や業界で決まる要素が強く、別業界へ転職するだけで、数百万円単位でスタンダードな年収帯が変わります。そこで今回は、主に30歳代に焦点を当て、年収別のリアルな暮らしや、どの業界にそうした年収層が多いのか、といったお話をしていきたいと思います。

なお、この記事は国税庁が発表する「民間給与実態統計調査 」(2019年分)や、就職四季報の公式webサービス「シキホー!Mine 」の各企業の平均年収の情報をもとに作りました。

サービス業や小売業の割合が多い

「30代年収300万円前後」の暮らし: 人に接する仕事が多め

サービス業と小売業の割合が圧倒的に高い……。これが30歳年収が300万円前後の層の特徴です。

このゾーンには、アパレル、美容、スーパーやコンビニの店員さんといった、普段から私達が一般顧客として接点を持ちやすい業界にいる方が多く属しています。残業時間は業界や会社によってまちまちですが、お客様への接客が優先となるために、長時間労働になることもあります。

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