週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #就職四季報プラスワン

「30代年収別」で見る仕事とプライベートのリアル 300万、600万、900万…異なるライフスタイル

7分で読める
2/4 PAGES
3/4 PAGES
「年収700万~800万円前後」の暮らし:スーパーホワイト vs 激務の入り口

30歳で年収800万円あればいいのに……。それは、私が新卒で抱いた妄想でした。実際、そういう会社にお勤めの方からお話を聞くと、出てくるのは結構ハードなエピソード。ある方が、こんな暮らしぶりを教えてくれました。

「朝、会社へ行くまえに子どもを保育園へ連れて行く。出社してから17時までは会議。子どもを迎えに行って、子どもを寝かしつけてから在宅勤務。在宅時に書類仕事をやって、深夜3時に就寝。そしてまた6時に起きて、朝食を作ってから子どもを起こして……」

年収はあがるが仕事も忙しくなり、プライベートとのバランスをとるのが大変になってくる (イラスト:UKI)

特にお子さんが自分で通学できる年齢までは、この年収帯の人は苦労、苦労の物語が多々あります。一方、シングルの方は年に一度は海外旅行など、悠々自適のライフスタイルを楽しみやすい年収帯です。

朝から晩まで仕事中心

「30代年収900万円前後」の暮らし:課税にびっくりし始める

30代で年収が800万円を超え、900万円前後に達する仕事は、都心部でもごく一部。国税庁の調査でも、年間所得が800万円を超える人は、全体の9.3%に限られています。ここに属するグループは、朝から晩まで仕事中心の暮らしで、プライベートはおざなりになりがちです。

あるコンサルティングファームに勤める女性は、家事はハウスキーパー、育児は夫や母親に頼って初めて成り立っている、と語ります。30代で900万円前後の年収は、大企業の管理職に多い年収帯で、部下のマネジメントや炎上しかけたプロジェクトの鎮火、役員向けの会議根回しなど、ほうぼうから引っ張りだことなっています。

30歳代で年収が900万円前後に達すると「仕事中心」の生活となり、税の負担感が増し、手当の減額もおこる (イラスト:UKI)

また、ここで出てくるのが「年収の壁」です。年収800万円を超えてくると累進課税などにより税金の負担感が増してきます。子どもがいる家庭の場合、900万円前後になると児童手当の所得制限にひっかかり、給付額が減額されてしまいます。

次ページが続きます:
【1000万円超の暮らしは?】

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象