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「狭く古い家」にしたら手に入った「驚くべきもの」 住めば住むほどにジーンと幸せを噛み締める

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あれから5年経った今、私はこの事態を転落ともなんとも思っていない。むしろステップダウンどころかステップアップしたんじゃないかとすら思っている。

ゆえに、今後、広いピカピカの家に引っ越したいなどとはこれっぽっちも考えていない。いやほんと、狭く古い家ってサイコーだ! と、住めば住むほどにジーンと幸せを噛み締める今日この頃である。

こんなことってあるだろうか。少なくとも私のかつての「常識」ではありえないどころか、1ミリだって想像したこともない世界である。

家が小さくなって手に入ったもの

……といっても、かつての私のような「常識」を今も生きている多くの読者の方にはまったくワケがわからないと思うので、もうちょっと具体的に書きますね。何しろ家を小さくして手に入れたものをざっと列挙すると、こんな具合なのだ。

《家が小さくなって手に入ったもの》
◉友達
◉時間
◉お金
◉健康

いやいやこうして改めて羅列してみると、これは実にただ事じゃないですよ! だってこれってまさしく、老後不安に怯える我らがおしなべて喉から手が出るほど求めてやまないものばかりではないか。

しかし現実にはどれもそう簡単には手に入らないものであり、ゆえに、これらを手に入れるためのあらゆる情報が世の中には延々と溢れ続けている。すなわち、これら山のような情報をもってしても、多くの人はこれらを手に入れることができないでいるのだ。

だって手に入っちゃったらそんな情報はもう誰も必要としないわけで、そうなっていないということは、今も人々は絶えることなくこれらを熱く求めてさまよい続けているのでありましょう。

ところがですよ、私なんと、このすべてを手に入れてしまったのだ。

それも、ただ「家を小さくした」というか「小さくせざるをえなかった」だけで!

いやもう自分が一番信じられない。まさかのこんなところに突破口がっ? 

だって当然のことながらこれは狙ってやったことではなく、ただ会社を辞めたがゆえのやむにやまれぬ涙の選択でしかなく、しかしそうしたらなんと、突然我が人生にビッグすぎるプレゼントが転がり込んできたのだ。

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【あの引っ越しの日からいったい何が起きたのか】

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