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「テイクアウトのサブスク需要」が伸びているワケ 弁当を店頭に並べて販売するだけではダメ?

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カラオケ店の店長を務めた経験があるという谷合氏。広告中心の集客戦略を展開しながらも、常連客とスタッフの関係も収益アップの重要な要素だと感じていた。そのため、独立しITサービスの会社を立ち上げてからも、接客の現場である店舗と顧客の関係づくりをサポートできるようなサービスをつくれないか、と考えていたという。

こうした思いはどうサービス面に反映されているのだろうか。

その話に入る前に、ポットラックの仕組みを見ていこう。

ポットラックは簡単に言えば、メニューを掲載するとともに、お客と店舗の間で受発注やお金を仲介するサービスだ。ユーザーからの受注をとりまとめ、店舗にメールやLINEで連絡。店舗はそれに応じ料理を準備し、ユーザーは指定した時間に店舗で料理を受け取る。

注文受付時間が決まっており、ランチ時間に受け取りたい場合は前日17時半〜当日午前10時半、ディナー時間は当日10時半〜17時半。店舗側では注文数を把握したうえで、手が空いている時間帯に余裕を持って準備できる。

掲載費は無料で、初期費用もかからない

料金の流れとしては、ユーザーから支払われる月々の料金のうち、販売数に応じた売り上げをポットラックが飲食店に支払う仕組み。掲載費は無料で、初期費用もかからないため、飲食店は売り上げを受け取るだけだ。

ポットラックの注文画面。平日ランチの需要が高いが、ディナー時間帯の利用の仕方としては、渋谷近辺で勤務する人が仕事帰りにテイクアウトして自宅に持ち帰るケースも多いそうだ(写真:RYM&CO.)

導入にあたって店舗側の負担を極力軽くしているのは、谷合氏の“お客と店舗の関係をつくるサービス”という発想が元になっているため。また受注を確保するためのPR面も手厚くサポートする。例えばスマホなどの画面上でいかにおいしそうに見えるかが重要だが、テクニックがなく、また多忙な飲食店にとってはなかなかハードルが高い。ポットラックでは有料ではあるが、メニュー写真の撮影も手配するという。またテイクアウト用の容器も、ECショップと提携し有料で販売する。

ポットラックが注目されるきっかけになったのがコロナだ。マスコミに取り上げられ、登録店舗数、会員数ともにコロナ前の約2倍に伸びた。サービス圏外の地域からも間違って会員登録があったほどだそうだ。そうした“未来のユーザー”を含め会員数は5月末現在で約2万4000名となっている。

導入店舗が増えた理由としては、「テイクアウトのハードルを下げたことも大きい」と谷合氏は説明する。

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