外注とは、この場合、塾の活用になります。中学受験を塾なしで進めていくことは難しいため、多くのお子さんは塾に行くでしょうが、外注とはそれだけを意味しません。質問も塾を活用するということも含まれます。
家で勉強して、わからないことがあると親が教えることがあります。親が中学受験塾の講師をしているならまだしも、そうではない場合、解説するのはそう簡単ではありません。
そんなとき、親子で一緒に悩むよりも、プロに聞いたほうが早いでしょう。ですから、勉強していてわからない問題が出てきたら、そこに付箋を貼っておき、それを塾の先生に質問することに決めるのです。
月謝を払って勉強を塾に“外注”しているわけです。塾にただ行くだけではなく、家庭で無駄な時間を費やさないためにも、“外注先”を上手に使うという発想を持ちましょう。
最後に「見える化」です。当たり前のことですが、やるべきこと、やることを把握できる状態にしなければ、タイムマネジメントどころではありません。
子どもたちの多くは、手帳やスケジュール表を持っていません。それを使うだけで、一歩リードです。しかし、ただ作ればいいというものでもありません。なぜなら、作っても、それを見なければ意味がないからです。
そこで、スケジュールは「いつも見える状態に」しましょう。例えば、手帳を使うのであれば、いつも開いたままにしておき、すぐ目に入る状態にしておきます。スケジュール表であれば、見えるところに貼っておきます。
今の経験が将来のタイムマネジメントにつながる
以上のタイムマネジメントは、子どもが自分1人で実行することは、極めてまれです。小学生が取り組む中学受験の場合、まず親がサポートすることになります。
しかし、それも永遠のことではありません。親とタイムマネジメントに取り組んだ経験が、やがて、中学、高校に進学したとき、自発的にタイムマネジメントできることにつながると思います。ぜひ、参考にしてみてください。
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