中学受験「塾の勉強で苦しい」親子に伝えたいコツ 意外と知らない「タイムマネジメント」の要点

✎ 1〜 ✎ 163 ✎ 164 ✎ 165 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
親子ともに負担が大きくなる中学受験。時間を有効活用し効率的に勉強するための「タイムマネジメント」とは(A_Team/PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

来春に中学受験をする予定の6年生の子がいます。勉強内容はやることが多く、高度になり、親がサポートすることも難しくなってきました。好きなゲームの時間も削り、勉強ばかりの日々に親子ともに苦しい状況です。スケジュール作りが大切と聞いて、やってみましたが、なかなかそのとおりにできず、それがストレスにもなり、親子げんかの原因になってしまうこともあります。どのように子どもをサポートしてあげたらいいでしょうか。
(仮名:葛西さん)

親子の負担軽減に重要な「タイムマネジメント」

中学受験は小6ともなると、子どもだけでなく、親も精神的に大きな負担がかかるといわれます。筆者の周囲にも経験する人が多く、その大変さがよく伝わってきます。

この連載の記事一覧はこちら

子どものメンタル面を注視しながら受験対策を進めるのは当然ですが、その負担を軽減すると同時に、学力を効率的につけていくためには、やはり「タイムマネジメント」は重要になると筆者は考えています。

ここでいうタイムマネジメントとは、「限られた時間を有効活用する仕組み」という意味です。ただ予定を作って実行するということではありません。ですから、単にカレンダーに日々やることを淡々と書いていくのでは、時間の有効活用になるとも限らず、いつまでもタイムマネジメントはできないということにもなりかねません。

しかし、残念ながら、誰かにタイムマネジメントのコツについて教えてもらう機会はなかなかありません。その結果、塾に出された宿題などをただ消化するだけの無機質な生活になることも少なくありません。

それが無理なく消化できる範囲であれば、まだ問題ありませんが、中学受験のように学年が上がるにしたがってやるべき勉強量が増えてくると、切羽詰まった状況になる可能性もあります。

次ページ子どものタイムマネジメント「5つのコツ」
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事