あなたにも出来る! 社労士合格体験記(第2回)--ハローワークへ「求職の申し込み」で出向く

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雇用保険法を得意科目にしたい

雇用保険法は社労士試験では絶対に得意分野にしたい科目です。紛らわしい用語と数字、そして原則と例外をクリアしさえすれば、一問一問にあまり時間をかけずに、しかも着実に得点できる科目だからです。

紛らわしい用語の一例として、「算定対象期間」と「算定基礎期間」を簡単に見てみましょう。

算定対象期間」とは基本手当を受給するための要件となる期間です。原則は「離職の日以前2年間」で、その期間に「被保険者期間が通算して12カ月以上」というのが要件。ただ例外は、「疾病、負傷などで、引き続き30日以上、賃金の支払いを受けることができなかった期間」があると延長され、「最長4年間」になること。

「特定受給資格者」は「離職の日以前1年間に被保険者期間が通算して6カ月以上」に要件が緩和される点も押さえておきましょう。

算定基礎期間」は離職の日まで、引き続き被保険者として雇用された期間で、一般的には勤続年数のことです。先ほどの私の例でいけば、「20年以上」ということになります。ただ、これも「1年以内の転職」「2年以内の確認」などの例外をしっかり押さえておきましょう。

さて次回は、ハローワークの活用法です。
【毎月第2・第4火曜日に掲載予定】

翠 洋(みす・ひろし)
1958年愛知県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業後、ラジオたんぱ(現・ラジオNIKKEI)入社。番組制作、報道、出版事業などを経て45歳で退職。延べ1年半の失業期間の後、NHK「地球ラジオ」の専属ディレクターとして3年勤務。2007年、4度目の挑戦で「行政書士」に合格し、現在は都内「行政書士法人」に勤務。「社会保険労務士」には、2008年4度目の挑戦で合格。その間、ファイナンシャル・プランナー(AFP)にも登録。趣味はアルトサックス演奏、温泉巡り。「語学オタク」。

人事・労務が企業を変える 東洋経済HRオンライン

 

 

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