留学いつ行くの?(…イマでしょ!)
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本イベントは、東大生を中心とする有志団体であるOff the Rail(まさに社会のレールからOffしていこうという、新しい生き方を目指す団体で、筆者は社会人代表を務める)が主催をした。昨年の五月祭では、「休学という選択肢」、休学を人生の可能性を広める新たなキャリアオプションに、というコンセプトで、昨年末にはリクルートと共同で「海外現地採用」に関するイベントを催し、300人以上が参加してくださった(本連載の原点は、まさにこのイベントにある)
ここのところの世の中の様子を見ていると、何やら留学に行っておいたほうがいいらしい。
でも、いつ、どうやって行くの?
そんな疑問に向き合うイベント が、5月半ば、初夏の香りの中、「地図のない時代~島国から出るタイミング~」と題されて、東京大学五月祭にて開催された。
さまざまな時期・形態での留学経験 者によるパネルディスカッションでは、特に、留学の最良のタイミングがいつか探られた。
ほかにも、注目を集める官民協働プロジェクトである「トビタテ!留学JAPAN」ディレクターの船橋力氏、そして元参議院議員で日本のグローバル化推進リーダーといっても過言ではない田村耕太郎氏など豪華ゲストのスピーチもあり、会場は大いに沸いた。
「いつ行くの?」、という問いには、驚きの結論が出てきた。以下、イベントを振り返ってみよう。
島国を出るなら早い方がよい?
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まず、今回は
①休学しての留学
②修士留学
③MBA留学
④Ph.D(博士)留学
と4つのカテゴリーの留学経験者を招き、最良の留学タイミングはいつかという難題へ挑戦した。
今回、私は休学経験者として登壇したのだが、昨年の五月祭での休学がテーマのイベントにも出た。結果、毎年、五月祭で休学の布教運動を行っていることになり、そろそろ母校へ出禁にならないかと心配している。
さて、序盤から、議論の展開は思いもよらない方向へと進んだ。発端は、MBA留学経験者の清川忠康さんによるこの発言。
「僕はMBA枠で登壇していますが、石崎さん同様に休学経験もあり、早めに海外を経験することはよいことだと思います。今考えると、高校で留学してしまえばよかったとさえ感じています」
続いて、博士留学を経験した竹中治堅さんも、
「僕は学部時代、早い時期に留学を1年でもしておけばよかったと本当に後悔している」
こんなふうに、「なんでもいいから、日本を出るなら早い方がいい」という展開へ……。「え、もう手遅れなの?」と不安になる大学院生もオーディエンスにいる中、修士留学経験者である城代志野さんは、「今日がいちばん若いですから」、とエールを送った。
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