「ストレスを放置する人」が招く最低最悪の結末 いくら体が丈夫でも「異常行動」に走るケースも

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また、怒ることにはエネルギーを必要とします。怒りを覚える出来事があり、繰り返し怒ったあと、怒ってもどうにもならなくなってくると、「もう怒っても無駄」と思うようになります。そうすると、脳はむしろ怒らないように働きます。要は感情がなくなってくるのです。

一見いいことのように思われるかもしれませんが、感情が鈍麻した状態は脳のエネルギーが減っていることと関連するため、これがうつの要因になることもあるので、注意が必要です。

なかには、もともと自分の感情に気づきにくい人、そして自分の感情を表現することが苦手な人もいます。これは「失感情症」といって、対人関係がうまくいかずに心身症になりやすいタイプといわれています。

それとは逆に、自分の体の状態に気づきにくく、また自分の身体の状態を表現するのが苦手な人もいます。こちらは「失体感症」といって、失感情症と同様に心身症になりやすいタイプということが知られています。

病気や不調は「人の弱点」を狙う

病気や不調というのは、その人の「弱いところ」を突いてきます。気持ちが弱ければ気持ちに、体の弱いところがあればその箇所に出てきます。

例えば、心理的なストレスがあると末梢の血管が締まることが多く、筋肉が少ない女性のほうが、末梢の血流が関係する冷え性や肩こりの影響を受けやすいのです。

ちなみに肩こりはかなりストレスと関連が深いことがわかっています。肩こりと年齢との関連を見ていくと、ストレスが高いといわれている年代に圧倒的に多いことがわかります。年をとってくると、逆に肩こりは少なくなってきます。

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