横浜「キリンとチーター」が共存する動物園の今 希少動物の宝庫でもある「ズーラシア」を探訪

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ズーラシアでは地球上のさまざまな地域の動物が飼育されているため、季節によって展示方法や時間が変更になる場合もある。

これからの冬の間は、アジアやアフリカの熱帯雨林に生息する動物は展示を見合わせたり、展示時間を短くしたりする場合もあるそうだ。一方、ホッキョクグマなどの極地や亜寒帯に生息する動物は、冬期に活発になるものも多いという。
いずれにせよ、「年間を通して動物たちは朝に活発に活動するものが多いので、開園直後の午前中に入園されるのがおすすめ」(齋藤さん)だそうだ。

冬のアイドル「ホッキョクグマ」

これからの季節に是非みたいホッキョクグマだが、ズーラシアではオスのジャンブイとメスのツヨシの2頭が飼育されている。1月、2月の寒さが厳しくなる時期、とくにジャンブイはとても元気で活発になるという。

ホッキョクグマのオスとメスは、一般的に、繁殖期だけ同じ飼育施設に入れることが多いが、ジャンブイとツヨシは喧嘩をすることもないので、午前中はいつも同じ展示施設内で過ごしている。

担当の飼育展示係・伊藤咲良さんによると、「ホッキョクグマは季節変化の影響を大きく受ける動物。野生では冬は一日に何百キロと移動し、氷の下にいるアザラシを獲物にしますが、夏はほぼ絶食状態で生活しているので動き回らないで寝ていることが多い。季節変化により代謝や行動が変わる特徴があり、飼育下でもそんな生態や行動パターンが表われるので、一年を通して見るとその変化がわかって面白いのでは」という。

ズーラシアの展示施設は夏の北極をイメージして作られている。一般的な動物園のホッキョクグマの展示では、青い壁と氷の世界をイメージしたものが多いが、ここには緑や岩場もあり、ガラス越しにプールに飛び込んで水中を泳ぐジャンブイやツヨシの迫力のある姿を間近で見ることができる。

ジャンブイとツヨシには、それぞれのファンも数多くいる。「ホッキョクグマという種よりも、それぞれの個体に愛着を持ってくださる方が多くなっているようです。みなさん熱心で、細かい変化に気づかれる方も多いですね」(伊藤さん)という。

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