3つ目は「『謎マナーや人の目、同調圧力』に縛られる」ことです。
「日本人のコミュ力向上」を最も阻害するのは、「他人の視線」を気にし、自分の言動を周囲に合わせることを求められる「同調圧力」かもしれません。
それに加えて、過度な慎み深さや謙虚さを強要する「謎マナー」など、日本人は社会や文化的な制約にぐるぐる巻きにして束縛されています。
私も、かつてそういった「人の目」に縛られ、プレゼンなど人前で話すことが本当に苦手でした。
ニューヨークで、アクティングスクールやボイストレーニングなど、コミュニケーションのワークショップや学校に通い、「恥ずかしい体験」を積み重ね、殻を破ることができました。
日本のように「他人の目」を気にして「言いたいことも言えない環境」では、個人は萎縮していく一方です。
こうした「窮屈さ」、人と上手につながるノウハウの欠如からくる「孤独感」などが、世界最低水準の自己肯定感や幸福感につながっている側面はあるでしょう。
日本人は「正しい話し方」を知らないだけ
世界的に見れば、これだけ文化水準、教育水準の高い国民が、自信を持てず、不幸感をかこっているのは、奇異に見えるようです。
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と哲学者アドラーは喝破しましたが、そうであれば「コミュニケーションが『すべての悩みを解きほぐすカギ』を握っている」といえるかもしれません。
これまで、1000人以上のエグゼクティブに「話し方を変えるお手伝い」をしてきてわかったのは、「その良しあしは決して生まれつきの能力ではない」ということです。
「できない」のではなく、「正しい話し方を知らないだけ」。話し方の「黄金ルール」を知り、ほんのちょっと背中を押してもらえれば、あっという間に変わり、自信がつくものなのです。
話し方を変えれば、人生は必ず変わります。誰でも、「正しい話し方」のルールを知り、実践すれば、もっと自信がつく、私は数々のエグゼクティブの人たちと接した実経験から、そう確信しています。
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