「遊ぶなら0密」若者が考える新しい"生活様式"

闇雲に集まるのではない新発想の「遊び方」

新型コロナウイルスの感染拡大から、若者たちは新しく「0密遊び」を編み出し始めた(写真:筆者提供)

「若い世代を中心に感染者が増え、それが上の世代にも広がっている」「若者は重症化しにくいから、コロナを自分事と捉えていない若者が多いのではないか」――。

こうした言説がメディアなどで毎日のように取り上げられています。こうした若者に逆風ともいえる世論がある中、若者の間ではコロナに対応した新しい遊びが生まれてきているようです。現役の高校生、大学生たちがレポートしてくれます。

若者が編み出した「0密」遊びのトレンド

新型コロナウイルスの感染拡大によって生活様式が一変し、若者の遊び方にも変化が表れた。コロナ以前であればみんなでカラオケに行く、フェスに行く、映える写真を撮ることができるカフェや美術館を巡るなど、室内の密な環境でよく遊んでいた。しかし、コロナの感染拡大に伴いさまざまなイベントの開催が中止され、3密を回避しなければいけなくなり、今までのような遊びができなくなってしまった。

写真左より鈴木詩音莉(慶應義塾大学3年)、赤峰沙都(高校2年)、加藤耀(東京理科大学1年)

学校の授業がリモートになった大学生が多いうえ、コロナの影響でアルバイトができなくなった若者も多い。コロナ以前に比べ、圧倒的に自分の時間が増えたにもかかわらず、金銭的余裕はないという状態が今も続いている。自粛期間中は、サブスクリプションやZoom飲みなど、暇な時間をやり過ごす術を身に付けたが、それだけでは物足りなくもなってきている。

緊急事態宣言が解かれ、自粛が解禁されて友達と会えるようになった一方、感染者が再び増加もしており、今までのような遊びにすぐ戻ることもできない。

そこで若者たちは、お金をかけず、かつ3密を回避しつつ友達と遊ぶ方法を編み出し始めた。それが”0密遊び”である。

”0密遊び”とは筆者らの造語である。密閉、密集、密接の3密を回避しながら友達と直接会って遊ぶことだ。いくつかの事例を基にレポートしていく。

① シャボン玉×Dazzカメラ
「シャボン玉×Dazzカメラ」の事例(写真:筆者提供)

夜の公園など暗い場所で、シャボン玉を飛ばし、その様子を無料のアプリ「Dazzカメラ」を使用して撮影するという遊びが流行っている。

使用するのはシャボン玉とスマホのみなので、お金がかからず中高生に人気だ。また、遊んだ後に片付けをする必要もなく、手軽かつ場所を問わない。

暗い場所でシャボン玉を撮ることで、昼間よりも光の反射がはっきりと写り、綺麗な虹色に見える。Dazzカメラは、レトロな写真加工ができることが特徴的なカメラアプリだ。シャボン玉とDazzカメラを組み合わせるだけで「エモく」なるため、どんな瞬間の写真であっても映える。場所は公園など開けた屋外であり、ソーシャルディスタンスを保ちつつ撮影することができる。

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