ひろゆき「何者でもない人と成功する人の違い」 「サードドアって何だ」バナヤンと対談で激突

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アレックス:大学生でビジネスを始めたころはどんな感じだったの? オモシロエピソードとかある?

ひろゆき:あんまり記憶力はよくないんだ。20年前のことだからよく覚えてない(笑)。どうだったかな……。

僕の中のルールの1つに、やらなきゃいけないときは、ただすっとやっちゃうということがある。シャイだからやらないとか、何か理由をつけて、やらない言い訳を自分にするのが好きじゃないんだよね。他人には、寝坊しちゃってとか、ほかのミーティングがあるからとか、言い訳ばっかりしてるのに、自分にはしたくないんだ。

まだ僕が何者でもなかったころは……これはやらなきゃ、やる必要があるって自分で思ったことは全部やっていた。何者でもない僕と、まあ何がしかにはなった今の僕の違いはそこにあるかな。

アレックス:自分に言い訳をしないのは、大事なポイントだと思う。なぜなら成功とかサードドアを開けることの大部分は、自分に何ができるかを、自分自身に証明してみせるってことだと思うから。

ひろゆき:そうだね。だけどさ、君は本のなかでそりゃあたくさん自分に言い訳してたよね?

アレックス:(爆笑)

ひろゆき:そういうくだりは、実は好きだったりするんだけども(笑)。

アレックス:僕もそうだったけど、大抵の人間は、自分はよき存在で賢いんだって、他人に証明したいんだ。だから自分にうそをついてまで、周りからすごいって言われるために頑張る。

でも他人からあいつはいいやつ、すごいやつと思われても、自分の人生の歩を進める役には立たない。前進するための唯一の手段は、自分自身に正直になって、自分の行動に責任を持つこと。責任を負えば、挑戦するたびに成長できるから。

「何者でもない」から「なにがしか」へ

ひろゆき:「言い訳しないでとにかくやるべきだ」みたいなことは、いつも誰かが言うよね。でも、まだ何のキャリアもなくて、それでも何かに挑戦するとなると、大半が失敗に終わる。

最初の1歩を踏み出すときは、まだみんな「何者でもない」(nobody)だよね。誰もがシャイで、失敗が怖いっていう状況。人って才能がないとか、自信がないとかで「自分にはできない」と思いがち。じゃあ踏み出して「なにがしか」(somebody)になる人は、どこが違うんだろう? 性格とかDNAの問題?

アレックス:いや、そうじゃない。だって僕は、失敗は非常によろしくないとされる家庭で育ったもの。

ひろゆき: 君の家族はほかの国からアメリカに行ったんだよね。君のご両親はある意味すごく冒険的では?

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