「夢があっても一生実現しない人」の最大理由

僕が「サードドア」で本当に伝えたかったこと

「僕は活字の本が大好きなんです」と熱く語るバナヤン氏(撮影:梅谷秀司)
発売たちまち12万部突破のベストセラーとなり、世界18カ国で刊行されているアレックス・バナヤン著『サードドア:精神的資産のふやし方』。著者のバナヤン氏は、18歳のとき、「著名人たちに成功の秘訣をインタビューする」というミッションに取り組みはじめ、その後、19歳で世界最年少ベンチャーキャピタリストとなり話題をさらうなど、ユニークで非凡な人生を歩んでいる。
26歳で『サードドア』を刊行、現在はキーノート・スピーカーとして世界各地で講演を行う日々だ。2019年8月26日、多忙を極めるなか来日したバナヤン氏にインタビューを行った。

あなたの職業はなんですか?

――バナヤンさんは、アップル、グーグル、ナイキ、IBM、ディズニーなどの著名企業で講演を行い、『フォーブス』誌「30歳未満の最も優れた30人」、『ビジネス・インサイダー』誌「30歳未満の最もパワフルな人物」としても選出されています。ご職業としては、どうご紹介すればよいのでしょう?

ディズニー社でスピーチをしたときも、まったく同じことを聞かれました。あなたの職業はなんでしょうと。表向きは、たいてい「作家です」と答えています。ですが、あえて言うなら「語りべ」でしょうか。と言っても特定の目的を持った語りべです。「自分にはできることがある、自分の可能性を信じよう、そうすれば成し遂げることができるんだ」。そんな物語を多くの人々に語ってみせるという目的が僕にはあるのです。

話題のベストセラー『サードドア:精神的資産のふやし方』の特設サイトはこちら(画像をクリックするとジャンプします)

19歳のときにベンチャーキャピタルで働くことになりましたが、僕が採用された理由の1つが、まさに『サードドア』の執筆活動をしていたことでした。僕に任された役割は、運用責任者であるパートナーの下につくアソシエイトとなり、若い起業家と話して、パートナーと起業家の架け橋になることだったのです。

『サードドア』のコンセプトもまた、これから何かを成し遂げたい若者と、すでに成功している人とを結び付けるというものでした。

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