ひろゆき「何者でもない人と成功する人の違い」 「サードドアって何だ」バナヤンと対談で激突

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アレックス:サードドアはただのライフスタイルじゃなくて、考え方(mindset)なんだ。このコロナ禍でサードドアを通るってことは、ただじっと待つのではなく、クリエーティブになって、自分の人生を自らの手で引き寄せようっていう考え方さ。

サードドアってつまりは、大学や国や会社が何をすべきか言ってくるのをただ待つことをやめる、そう決意することだったりするんだ。自分で考えて、チャンスを自ら作り出す。時には失敗し、時には成功する。

ひろゆき:なるほど。オンラインやネットは若い層にはより重要度が高いと思うけれど、フォロワーを買う行為についてどう思う? ある人物が重要かそうじゃないかを第三者が決める基準って、フォロワーの数だったりするよね? 

お金を出してフォロワー数を増やせば、周囲は「こいつはビッグだ!」って勘違いして引き寄せられる。これも1つの「サードドア」と言ってもいい気がするんだけど?

ドアを開けるまでと入った後の「挑戦」

アレックス:最終的に重要なのは、他人が君の存在をどれだけビッグだと捉えるかどうかではなく、自分がどれだけの価値を相手に与えられるかだと思うよ。

アレックス・バナヤン/作家、スピーカー。1992年8月10日、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。大学1年生の期末試験の前日、アメリカの有名なテレビ番組『プライス・イズ・ライト』に出場し、世界で屈指の成功者たちから「自分らしい人生の始め方」を学ぼうと旅に出る。19歳のとき、シリコンバレー史上最年少のベンチャーキャピタルとなる。また、アメリカの大手出版社クラウン・ブリッシャーズ史上、同社と契約した最年少の作家となる。『フォーブス』誌「30歳未満の最も優れた30人」、『ビジネス・インサイダー』誌「30歳未満の最もパワフルな人物」に選出(撮影:梅谷秀司)

ビジネスの会議で、きっと中心的な人物になるだろうと期待していた人が、実はたいした発言ができず、まったく会議に貢献できなかった光景を目の当たりにした経験は君にもあるよね?

ひろゆき:うん、あるよ。

アレックス:つまり、サードドアにおいて大事な点は、ただドアをこじ開けて入り込むということでなく、ドアの中に入ったときに準備万端かどうかなんだ。十分な知識とアイデアを持っているか。中に入って貢献することができて、大きく前進させられるかどうかが肝心さ。

ひろゆき:うん、それはよくわかるし、考え方にも賛成する。でも、まだ何者でもない人間(nobody)にとっては、ドアをこじ開けること自体が、そもそもすごく大変だろう?

アレックス:そうだね。だから、とてもクレバーでなければならないし、何度もトライする必要がある。最初に成功することは絶対ない。1回の挑戦でサードドアが開くことはありえない。

ひろゆき:そうか。なるほどね。

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