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「自分は不幸」と思う日本人がやたら多い不思議 1人あたりGDPが国際的に高くても幸福感は低位

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  • 前野 隆司 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科教授
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税金を高くすると、お金持ちが海外に逃げてしまうという懸念を、日本ではよく聞きます。北欧が素晴らしいのは、お金持ちも国を支えるために進んで税金を払っていることです。北欧のお金持ちの多くはいくら税金が高くても海外に逃げないそうです。

北欧は教育と民主主義が、日本よりもはるかに進歩していると思います。自分たちで権利を勝ち取ってきた歴史があるため、自分たちの幸せな人生は自分たちでつくるものだという観念が浸透しています。

日本には、民衆が革命を起こした歴史がありません。お上が全部やってくれていたので、残念ながら他人任せの国家になっているように思います。一人ひとりがもっと政治参加する意識を持たないと、幸福度は低いままだと思います。

もし日本が北欧のような社会を目指すのなら、教育、政治、経営、哲学、すべて根本から変わらなければなりません。はたして日本が、北欧のような「幸福大国」になる日は来るのでしょうか。

日本が「幸せランキング58位」なのは、なぜか

上の図に、1人あたりGDPと主観的幸福の国際比較を示しました。北欧や中欧の諸国幸福度も一人あたりGDPも高いことが見て取れます。しかし、興味深いのは、このグラフは右肩上がりにはなっていないという点です。

つまり、1人あたりGDPは小さくても幸せな国(図中左上)はたくさんあるのです。要するに、「1人あたりGDPが高い国はある程度幸せな傾向がある」けれども「1人あたりGDPが小さくても幸せな国はある」ということです。

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