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「自分は不幸」と思う日本人がやたら多い不思議 1人あたりGDPが国際的に高くても幸福感は低位

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  • 前野 隆司 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科教授
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2019年のランキングでは、1位に輝いたのはフィンランドでした。2位はデンマーク、3位はノルウェー。イギリスは15位、アメリカは19位、フランスは24位、イタリアは36位、日本はそこから大きく下がって58位でした。これは先進国の中で最低です。

この幸福度ランキングを見ていて、気づくことがあります。トップ10のうち、半数を北欧諸国が占めていることです。トップスリーの3カ国に加え、4位にアイスランド、7位にスウェーデンがランクインしています。

北欧諸国の幸福度が高いのは、社会保障が手厚いことが関係していると考えられます。子どもの教育費や医療費はすべて無料、老後の心配は少ないと考えられます。どこかの国と違って、「老後2000万円問題」は起きにくいでしょう。

その反面、税金が高いことでも知られています。フィンランドの消費税は22パーセント、ノルウェーは24パーセント、スウェーデンは25パーセントです。10パーセントの日本からすれば、信じられないような税率です。

福祉のために税金を納めるのは「誇り」

しかし北欧諸国の国民は、福祉のために税金を納めることを誇りに思っていると聞きます。「自分たちの国は平等で、貧しい人がいない。そんな素晴らしい国を、自分たちの手でつくっているんだ」。そういった気持ちで納税しているのです。民度の高さに驚かされます。

彼らにとって税金は、「取られるもの」ではありません。豊かな国をつくるための大切な資源です。だからこそ、払いっぱなしにはしません。チェック機関をつくって、どんなことに税金が使われているかを精査しています。

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