東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

小学校からの「大量宿題」潰れる前にできること 分散登校も始まる中で続く「悩ましい問題」

6分で読める
  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
2/3 PAGES
3/3 PAGES

それでは具体的に、どうしたらいいでしょうか。

家庭と学校で協働し、宿題に優先順位を

学校と家庭、どちらに問題があるという話ではありません。家庭も悲鳴をあげていますが、学校現場も同様なのです。とくに現在のような非常時においては、双方、初めて経験することばかりであるため、学校と家庭で協力しながら進めていくのが得策だと考えます。

そこで、学校の先生には、次のようにお話されてみてはいかがでしょうか。

「どこまでやったらよいのか、具体的な優先順位を教えてください。そのほうが子どももやりやすいと思いますので」

具体的にやるべきことに優先度をつけて、フローチャートに落とし込めるような情報を提供してもらうのです。

普段の学習でも、量が多すぎてやりきれないときは、優先順位を決めていくことが重要です。すべてを中途半端にやるも、必要最低限を見極めてやるほうが、今回も効果的なはずです。

おそらく先生は、

「ステップ1の部分(絶対必要)→ステップ2の部分(できればこれもやっていけば力つく)→ステップ3(ここまでできたらかなりのレベル)」などとレベルに応じて示すか、「やるべきことを絞って、この部分だけは最低限終わらせておく」といったように、なんらか具体的な回答をしてくれることと思います。

現在の学校の状況について、筆者の知人である学校の先生たちは「現在、学校も模索中です」と言っていました。そして「だからこそ、家庭からもご意見をいただきたい」という声もありました。

ですから、このような質問をすることで、学校側は、「出された宿題をすべてやらないといけないと思っている家庭もある」ということに気づくことができます。もちろん、全国一律、すべての学校がこのような状態であるはずはありませんが、家庭と学校の協働作業によって、子どもたちの混乱はきっといくらか減るはずです。

学校は子どものたちのためにあり、宿題も子どもたちのために出されていると思います。しかしこうした有事の中、それがただカリキュラムをこなすためだけの宿題にならないとも限りません。それは先生たちも十分承知のことだと思いますので、ぜひ、相談してみるのはいかがでしょうか。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象