転勤時のマイホーム、意外とやっかいな難題 マイホームなのに転勤!家を貸す際の注意点

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転勤でマイホームを貸す場合、どんなことに気をつけるべきでしょうか(写真:olan_de_utan/PIXTA)

「マイホームを手に入れると転勤が決まる」――。かつてこんな都市伝説があった。

愛社精神の度合いを試すためだという、まことしやかな噂もあるが、転勤に伴うマイホームの対応に苦労する人が多く、インパクトが大きいという背景があるのではないだろうか。

さて、新型コロナウイルスの影響で、転勤の段取りが遅れているというケースもあるだろう。こうしたときこそ、マイホームをどう活用するかじっくり考える機会ととらえたい。

転勤先に家族一緒で行く場合、マイホームは?

東急住宅リース・東急社宅マネジメントが調査した『ビジネスパーソンの転勤事情に関する調査2020』によると、転勤経験のある既婚男性の62.8%が「転勤するなら、家族一緒に引越しをしたい」と希望している。一方で、直近の転勤では、「家族一緒に引越し」したのは35.6%、「単身赴任」したのは64.4%となり、希望と現実にギャップのあることがうかがえる結果となった。

直近の転勤で「家族一緒に引越し」した人のうち持ち家に住んでいた人に、「持ち家をどのように対処したか」を聞いたところ、第三者に貸した人が33.6%と最も多い結果となった。

マイホームを貸すメリットを聞くと、「家賃収入が得られる」(64.9%)、「元の勤務地に戻った時にまた住める」(39.6%)、「家の老朽化を防げる」(37.3%)などが上位に上がった。

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