人気企業の「就活エントリーシート」傾向と対策 先輩学生の声から会社ごとのクセを読み取る

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就活の第一関門であるエントリーシート。「手書き」での記入を求める企業もある(写真:U-taka/PIXTA)

エントリーシートのシーズンが近づいてきた。3月に入ると就職サイトが正式オープンしてプレエントリーが始まる。華やかな合同企業説明会が開催され、リクルートスーツ姿の就活生が駅、車内、街で目立つようになる。サクラの開花はまだだが、春が近づいている。

そして、例年であれば3月の半ばになると、企業がエントリーシートの提出を求めるようになり、ここからが就活本番。ただ、今年は締切り自体が3月という企業が増えそうだ。就活の関門はいくつもあるが、エントリーシートの作成には手間と時間がかかり、負担は大きい。

そこでどんな課題を就活生に与えているのかを、HR総研が「楽天みん就」と共同で行った2020年卒向けのアンケート(調査は2019年実施)から探ってみたい。多くの企業は毎年同じような課題を出しているので参考になるはずだ。

独自のエントリーシートを使う大企業は少なくない

リクナビの提供する、エントリーシート作成支援ツール「OpenES」を利用すれば負担は軽減し、さらに1つのエントリーシートで多数の企業に応募することができる。しかし、大手企業では独自フォーマットのエントリーシートを使っている企業が少なくない。

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いろいろなエントリーシートがある。定型的な項目は、学歴、ゼミ・研究、クラブ・サークル、志望動機などだ。資格・免許、語学のスコア(TOEFL、TOEIC、英検、その他の語学検定など)、海外経験、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)、ボランティア、趣味もある。質問文が日本語だけでなく、英語でも記載される例も増えており、グローバル採用していることがわかる。

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