大学3年生の就活はこれから本格化する。すでに夏休みのインターンシップが終わり、これから冬休みのインターンシップが始まる。就活のスケジュールは3年生の3月に企業の広報活動が解禁になり、4年生の6月から選考が始まる。このスケジュールは見直される可能性があるが、政府としては現在の1年生まで継続したいようだ。
大学3年生の就活が本格化
学生の就職状況は売り手市場が続き、企業の採用意欲は高く好調だ。とくに少子化が進み、大学卒業生数も年々減っているため、学生は企業を選べる恵まれた環境にある。大学通信が大学へのアンケートから集計した実就職率(就職者数÷<卒業生数-大学院進学者数>×100)を見ると、よりはっきりする。
今年の大学の学部卒業生の平均実就職率は89.5%でほぼ9割に達し、8年連続で伸びている。一方、リーマン・ショックによる就職氷河期により、最も厳しかった2011年学部卒業生の平均実就職率は73.7%だった。この8年で15.8ポイントもアップしている。
各大学が就職支援に力を入れ始めていることも、実就職率アップの底上げに貢献している。早期からのキャリア教育、学生への企業紹介など、さまざまなサポートを行い、実就職率をアップしている大学も少なくない。
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