外国人の疑問!なぜ「桜見」でなく「花見」なのか

「日本語にほれ込んだ」アメリカ人の大疑問

(左)アン・クレシーニさんが(右)元NHKアナウンサーの宮本隆治氏に日本語の「なぜ?」に迫りました(写真:草野裕司撮影)
今年はオリンピックイヤー。日本政府観光局は、2020年の日本国内への外国人旅行者数の目標を4000万人としています。外国人との接点は増える一方。そんななか、日本や日本語のことを外国人に聞かれたら答えられますか?
普段、何の疑問もなく当たり前に使う母国語だからこそ「知らない」「間違いやすい」日本語を、外国人視点から楽しく再発見する『教えて!宮本さん 日本人が無意識に使う日本語が不思議すぎる!』。案内人は、見た目はヤンキー、中身は日本語オタクの外国人、アン・クレシーニ。博多弁を流暢に操る応用言語学者です。日本語指南役の元NHKアナウンサーの宮本隆治氏との笑えるやりとりに思わず引き込まれます。素朴な「なぜ?」に、あなたはいくつ答えられますか?

なぜ「桜見」ではなく「花見」と言うの?

私の名前は、アン・クレシーニ。バージニア州出身のアメリカ人だ。自分のことをついアンちゃんと言ってしまう。今は、福岡県にある北九州市立大学で応用言語学を研究しながら、大学生に英語を教えている。

日本に住んではや20年。来日したころは、日本にも日本語にも興味が持てずに、引っ越しで隣人の日本人に「あの、その、……外人です」としか言えなかったっけ。そんな私がこんなにも、日本語と日本の魅力のとりこになるなんて、いったい誰が想像しただろう。

日本語に恋に落ちたのは、「ちりばめられる」という言葉がきっかけだった。私は次第に日本語の世界に取り込まれていった。

○「カキキュウカ(夏季休暇)」
○「ビブンセキブン(微分積分)」
○「セアカゴケグモ」

大好きな日本語のコレクションが増えていき、お茶、着物、三味線……日本文化を1つずつ生活に取り入れていった。25年もの長い間患っていた摂食障害を日本食の「味噌」で克服してからは、日本人と日本文化をもっと深く理解したいという思いが強くなった。日本に命を救ってもらった――そう思っているから。

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