外国人の疑問!なぜ「桜見」でなく「花見」なのか 「日本語にほれ込んだ」アメリカ人の大疑問

なぜ「桜見」ではなく「花見」と言うの?
私の名前は、アン・クレシーニ。バージニア州出身のアメリカ人だ。自分のことをついアンちゃんと言ってしまう。今は、福岡県にある北九州市立大学で応用言語学を研究しながら、大学生に英語を教えている。
日本に住んではや20年。来日したころは、日本にも日本語にも興味が持てずに、引っ越しで隣人の日本人に「あの、その、……外人です」としか言えなかったっけ。そんな私がこんなにも、日本語と日本の魅力のとりこになるなんて、いったい誰が想像しただろう。
日本語に恋に落ちたのは、「ちりばめられる」という言葉がきっかけだった。私は次第に日本語の世界に取り込まれていった。
○「ビブンセキブン(微分積分)」
○「セアカゴケグモ」
大好きな日本語のコレクションが増えていき、お茶、着物、三味線……日本文化を1つずつ生活に取り入れていった。25年もの長い間患っていた摂食障害を日本食の「味噌」で克服してからは、日本人と日本文化をもっと深く理解したいという思いが強くなった。日本に命を救ってもらった――そう思っているから。
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