「時短ハラスメント」起きる会社の残念な勘違い 残業しないのは本来当たり前のことなのに…

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ジタハラ(時短ハラスメント)が新たな問題として起きています。写真はイメージ(写真:keroking/PIXTA)
今年4月から順次施行されている働き方改革関連法。長時間労働に対し、世間の目が厳しくなりました。しかし、そのような中、新たな問題として出てきたのが、「時短ハラスメント」。
そこで、自身の体験から過労自殺について取材した書籍『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』の著者であるイラストレーターの汐街コナさんにこの問題について聞きました。

よく考えると「時短ハラスメント」ではない

この1~2年ほどで、「働き方改革」の文字をよく新聞等で見るようになり、数年前まではまだ当たり前だった「残業は多いほうがよい」という価値観も、少なくとも表向きでは見ることが少なくなりました。

実態はまだまだ変化の途中とは思いますが、それでも「変わらなければならない」という意識が浸透してきただけでも、ずいぶん進歩があったように思います。

一方、意識が変わってきた中で、「どうして、そっちに行っちゃうの?」と思った言葉が、「時短ハラスメント」です。

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