悩んだら上司より「他部署の先輩」の助言が効く 仕事で伸びるには「ナナメの関係」を使え!
仕事をしていると、さまざまな悩みが生まれてきます。日々、一生懸命に仕事をしていれば、誰でも必ず壁にぶつかるもので、むしろ悩みが生まれるほうが健全です。
・お客さまへの提案内容をどうしたらいいかわからない
・技術的な問題の「解決の糸口」がつかめない
・海外との交渉がうまく進まない
仕事上でこうした悩みが出てきたら、みなさんはまず誰に相談しますか? ほとんどの人は「上司」と答えるのではないでしょうか。もしくは、同じ部門で仕事をしている先輩に相談するでしょう。
「自分でよく考えてみろ」と言われてしまった
普段から一緒に仕事をしている人であれば、仕事の悩みを説明することも簡単。上司や先輩はある程度、あなたの仕事の内容がわかっているだけに、悩みを理解してもらいやすいはずです。とくに、クレームや納期遅れなど、重要な問題が起きた場合は、直属の上司に素早く報告・相談するのは当然だといえます。
一方で、「上司に相談するほどの大問題ではないけど、普段の仕事がうまく進まない」というちょっとした壁を、1人ではなかなか乗り越えられそうもないときには、どうすればよいでしょうか? 上司や先輩に質問しても、「自分でもっとよく考えてみろ」と言われることも多いかもしれません。拙著『科学的にラクして達成する技術』でも解説していますが、これには理由があります。
私は28歳の頃、システムエンジニアをしていたのですが、あるお客さまの工場の生産管理システムを、ゼロからつくり上げるプロジェクトのリーダーを任せられたことがあります。お客さまの要求仕様をまとめて、設計書にするだけで1年がかりという大規模なものです。
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