「グレイヘア」に失敗する人に共通する勘違い 息子がショックを受けるほど老け込んだ

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40代、50代で白髪は気になってきたけれど、今はカラーリングをしていて、いずれはグレイヘアにしてみたい。そう思っている人は、まずは今の髪質や毛量を維持することを心がけてください。比較的若いうちからのグレイヘアはある程度の毛量がないとなかなかしっくりきませんし、髪質が悪くなっていると不要に老けたな印象を与えてしまいます。

良好な髪質や毛量を維持するためには、なるべく髪や頭皮への負担が少ない毛染めの方法を選ぶことが大切です。カラーリングよりも色が落ちやすくはなりますが、ヘアマニキュアやカラートリートメントを使ったり、それらを併用してカラーリングの頻度を少なくしたりするのも一手です。

白髪は抜いたらダメ!

白髪が増えてくる頃は、気になって抜いてしまう人もいるようですが、抜いてもまた白髪が生えてくることが多いですし、無理に抜くと毛根が傷んで、白髪すら生えてこなくなることもあります。どうしても気になる場合は根元で短くカットするか、部分的にカバーできるヘアマスカラのようなものを使うほうがいいでしょう。

髪の原料となるたんぱく質や、発毛をサポートするビタミンやミネラルを摂取することも大切です。とくに、亜鉛や銅、鉄分などのミネラルは、髪の色素を合成するときに欠かせない栄養素なので、意識的にとっていただきたいものです。

動物性たんぱく質の肉や魚、植物性たんぱく質の大豆製品、ビタミンが豊富な野菜、ミネラルが取れるナッツ類や海藻などをバランスよくとるように心がけるといいでしょう。

昔から「髪は女の命」といわれるように、女性にとって毛髪はとても大切なものです。年齢を重ねていくととくに、髪の状態が健康的なイメージや若々しいイメージを左右するようになります。グレイヘアを選択する場合にも、カラーリングを続ける場合にも、できるだけ健康な状態の髪やその土台となる頭皮を維持してほしいと思います。

浜中 聡子 Dクリニック東京 ウィメンズ院長

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はまなか さとこ / Satoko Hamanaka

医学博士。北里大学大学院医学部卒業。女性のためには「前向きに年齢を重ねていくこと」の重要性を感じ、日本抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会(WOSAAM)専門医、米国抗加齢医学会(A4M)専門医、米国先端医療学会(ACAM)などの資格を多数取得。精神と身体の両面からケアすることを得意としながら、「ウェルエイジング」を提唱し臨床現場に立っている。著書に『美人増髪計画』『アフター更年期からの不調を治す50の習慣』など。

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