仕事で評価されない人はミスの対処を知らない 18コに分けられた要因をつかめば挽回できる

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このように、起こしてしまったミスや失敗の原因を一つひとつ分析し、蓄積していくことで、

自分はどんなジャンルのミスを起こしやすいのか
そのジャンルのミスに対する、効果的な対策と意味のない対策

を知ることができます。

だから、失敗した人こそ重宝される

自分の傾向を知れば、今度は失敗やミスを起こしてしまう前の対策ができるでしょう。

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私の例でいえば、次に新しい装置をつくるときには、つい焦ってテスト工程を飛ばしがちな自分に、歯止めをかけることができます。あるいは、その装置の製造にかかる時間を、より正確に見積もることができるでしょう。

ミスに対する効果的な対策・意味のない対策がわかれば、類似のミスや失敗に対しても効果的な手を打てるようになりますし、なによりそれをチームで共有したり、後輩に伝えたりできれば、あなたの周囲から同様の失敗やミスを撲滅することにつながります。

この積み重ねこそが、ビジネスにおける「経験知」。失敗した分だけ、成長しているということに、ほかならないのです。

飯野 謙次 スタンフォード大学工学博士、東京大学特任研究員。

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いいの けんじ / Kenji Iino

1959年大阪生まれ。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、General Electric原子力発電部門へ入社。その後、スタンフォード大で機械工学・情報工学博士号を取得し、Ricoh Corp.へ入社。2000年、SYDROSE LPを設立、ゼネラルパートナーに就任(現職)。2002年、特定非営利活動法人 失敗学会副会長となる。著作には、『ミスしても評価が高い人は、何をしているのか?』(日経BP)、6万部を突破した『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?』(文響社)、『思考停止する職場』(大和書房)がある。

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