菊地信一
就職活動に王道なし
全体の流れを事前に把握しよう
ただし、スタートラインが「自己分析」であることは間違いがない。就職活動をするのは自分自身。それゆえ100人の就職活動をする学生がいれば、100通りの就職活動があることになる。そう、就職活動にはこうしたら成功するという王道はないと考えてほしい。マニュアル本に記されていることは100通りの中の、一つの考え方・行動であると認識してもらいたい。マニュアルどおりにいくことは100%ありえないのだ。
準備・実践・本番の3段階行動が基本
“機に臨み変に応ず”生き方
10月から年内にかけて特に力を入れたい活動は自己分析とプレエントリーだろう。就職活動は、みなさんの人生を豊かにできるような働く場所を探す場所といえるだろう。そのために自己分析で自分自身の強みや弱みを発見して、採用する企業側に伝えていく必要があるのだ。また、企業に対して「興味がありますと手を挙げる」行為が、プレエントリーだ。プレエントリーをした学生には、採用ホームページ等を通して、企業から情報提供が行われていく。もちろんむやみにプレエントリーをすればよいわけではない。業界・企業研究をしたうえで、そこで働いてみたいと思えるような業界・企業・職種を探していってもらいたい。なお、こうした業界・企業研究の手掛かりになるのが就職情報サイトだ。企業情報も即座に入手できると同時に、プレエントリーも可能となる。この使用を間違いなく行えば、重宝な存在となるのに間違いない。“人事を尽くして天命を待つ"くらいの意識を持てば必ずや、良い結果がもたらされるはずだ。
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