(第24回)「四字熟語・故事ことわざ」で綴る就職支援・第十一話『秋期採用』

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(第24回)「四字熟語・故事ことわざ」で綴る就職支援・第十一話『秋期採用』

菊地信一

これからは短期決戦
必ずある大きなチャンス

 リクルートスーツを着て街を歩く学生の姿が少なくなってきている。とはいえ、なかなか内定が獲得できない学生や、内定は持っているが納得できずに就職活動を継続している学生はまだまだたくさんいるはずだ。
 秋期採用は、そうした学生にとって貴重なチャンスといえよう。ここでは、そのチャレンジ方法を共に考えていきたい。就職活動において『遅咲き』であることは、けっして恥ずべきことではないのだから。

 ただし、現実を直視すれば、秋期採用も春期採用と同様に厳しいことに変わりはない。依然として、企業業績の悪化は続き、本格的な回復はまだ先と見られているからだ。こうした状況下における企業側の採用への考え方は、まさに『量より質の重視』に尽きる。つまり、一定水準の実力に達している学生が少なければ、たとえ採用目標に達していなくても、採用活動をやめてしまう企業が増えるという流れだ。その意味では、大手有名企業が今年度の秋期採用を実施するケースはあまりないと考えた方が良い。実施したとしても、採用人数はごくわずかとなろう。中途採用とセットで行われることが多いため、新卒者は『狭き門』がさらに狭くなると覚悟すべきだ。

 そこでみなさんには業界中堅企業や中小企業へも目を向けることをおすすめしたい。これまで知っていた企業は、ごく一部でしかないだろう。多くの企業を客観的に比較しながら調べることが大切だと、従来の考え方を改めてほしいのだ。その際の情報収集法は次の4点となる。

(1)各就職情報ナビの再活用
 4年生向け採用を実施している企業を見つけよう。未内定者への募集告知といった形式で特集されていることが多い。例年に比べれば、掲載社数は少ないが、貴重な情報源であることに違いはない。なお、募集→選考→内定までのスケジュールは、春期採用に比べ、非常に短期であることに注目したい。そのためにも、毎日1~2度は就職ナビのチェックをする必要がある。『好機逸すべからず』だ!

(2)各大学就職部、キャリアセンターの求人票の活用
 内定辞退者の穴埋めや新卒採用の復活(急遽、採用を行うケースなど)を行う企業は、採用実績のある大学へ、直接依頼をすることが多い。これが、より確実に採用に結びつくことを知っているからだ。そこで9月も過ぎてきたら、就職部、キャリアセンターへ日参することも一考だ。気になる企業が見つかれば、スタッフの方にいち早く相談をすることをおすすめする。『短期決戦』の覚悟で臨めば、あっという間に内定に結びつくこともある。『好機到来』と認識してもらいたい。今年度は文系の場合、外食チェーン、大手量販店などからの求人が多くなっている。

(3)気になる企業のホームページをチェック
 春期採用で、残念ながら『途中敗退』をした企業のホームページを再チェックすることも重要だ。企業によっては、春期採用で落とした学生の再チャレンジを認めているケースもある。もちろん、再チャレンジを認めない企業も存在する。そのどちらかについては、確認を一社ごとにすべきだ。認める企業の考え方は、春の時点では自分の力を発揮できなかった学生への救済、あるいは進路を決めかねていて就職活動をしていなかった学生への『機会創出』といった面がある。マスコミ関連の企業には、こうした考え方をとるところも多い。それこそ"ダメモト"でホームページを閲覧してみたらよい。『運は天にあり』ということわざもあるではないか。

(4)新聞の求人広告
 採用募集の手段として、新聞の広告を使用する企業もいまだに多い。試みに、みなさんが購読している新聞の日曜版をみてもらいたい。掲載社数の多いことに気がつくはずだ。これを利用しない手はない。ただし、応募者数の提出締切は非常に早い。広告掲載から、約一週間後に応募受付終了といったケースがほとんどのため、『即断即決』の気構えが必要となる。その場で受けることを決め、即、応募してみよう。

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